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羆撃ちのサムライ(2)
箱館戦争の敗残兵・八郎太は羆に襲われて森の中で倒れているところを、猟師の十蔵に救われる。救ってもらった恩を返すため、当分の間、十蔵のもとで猟の手伝いをすることになった八郎...
羆撃ちのサムライ(2)
羆撃ちのサムライ 2 (SPコミックス)
商品説明
箱館戦争の敗残兵・八郎太は羆に襲われて森の中で倒れているところを、猟師の十蔵に救われる。救ってもらった恩を返すため、当分の間、十蔵のもとで猟の手伝いをすることになった八郎太だが、羆に襲われた際に左目を負傷し遠くのものがよく見えなくなってしまった。そんな視力に不安のある状態でも羆を仕留めることができる“穴羆猟”を十蔵から伝授された八郎太。立冬も過ぎ蝦夷地は日に日に気温が下がっていく中、八郎太はいまだ物置暮らしを続けているのだが……。猟師として、そして一人の人間として、八郎太の苦難と成長が描かれる第2巻。
目次
- 第八話 冬支度
- 第九話 人生色々、羆も色々
- 第十話 穴羆を撃つ(前編)
- 第十一話 穴羆を撃つ(後編)
- 第十二話 恋の季節
- 第十三話 人影
- 第十四話 墓前にて
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紙の本
クマ以上に怖いのは。
2023/06/28 22:48
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
喀血し倒れる十蔵。
語られる喜代との馴れ初め。
喀血の理由は...
十蔵から学んだ八郎太は危なっかしいながらも、少しずつ一人前の猟師になるための歩を進める。
そして、十蔵が語るクマよりも怖いものとのは。
山、目撃者がいなければ...
先が見え始めた十蔵の気遣いは喜代を怒らせる。
頑ななのはは、八郎太だけではないか。
己の信じるもののため、義と義がぶつかり合った幕末、戊辰戦争。
敵イコール悪ではない。
それが分からない八郎太。
思考停止こそ、恐れるべきもの。
彼はそれを学び取ることが出来るのだろうか。
火種をはらみつつ季節は移り変わる。
八郎太たちを待つ結末は。
わりと面白い。