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十番様の縁結び 4 神在花嫁綺譚
自分自身の恋心を自覚し、終也を、より確かに想うようになった真緒。そんな終也と真緒の元に、帝都より報せが届いた。皇子たちが《悪しきもの》の災厄により、末の皇子、志貴を除いて...
十番様の縁結び 4 神在花嫁綺譚
十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 4 (集英社オレンジ文庫)
商品説明
自分自身の恋心を自覚し、終也を、より確かに想うようになった真緒。そんな終也と真緒の元に、帝都より報せが届いた。皇子たちが《悪しきもの》の災厄により、末の皇子、志貴を除いて落命したという。しかも終也の友人・恭司は、事件への関与を疑われ逃亡しているらしく、二人の周囲は慌ただしさを増していく。真緒と終也は、恭司が逃れた可能性の高い、かつて六久野の人々が暮らした禁足地・天涯島へと急いだ。そこで待っていたのは、国の存亡をも揺るがす哀しい真実と夫婦の絆を試すかのような厳しい現実だった……。大ヒット和風花嫁ファンタジー、緊迫のクライマックス!
目次
- 序/一./二./三./四./五./六./終
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世界の狭い話だなぁ
2023/11/09 01:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
終也の友人である恭司が皇子達を殺したという話を聞き、残された皇子である志貴と共に恭司の故郷に向かう。
六番様の神在だった六久野の一族の行いと、帝と恭司と彼らの愛した羽衣姫の過去。
それから十織家の抱える秘密が明らかになる4巻目。
このシリーズ、本当に下げてからちょっと上げる方式だよね。
羽衣姫といい、真緒といい、真っ直ぐで無知だけど強い女の子が好きなのだろうか。
ていうか、綜志郎を迎えにいくのは真緒じゃなくて志津香の方がよくない?
最後の一時的な別離のための茶番って感じで、せっかくちょっと上げた気分がだだ下がり。
前巻あれだけ機織の矜持で行動してたのに、今回自分が終也の機織であるという立場を丸無視して最後のあの展開なら、興醒めだったなぁ。
切ない展開のため茶番っぽい。
そもそも、志貴と二人きりで話したりするのも終也を信じてるから大丈夫みたいな理屈で押し通したけど、侍女的な立場の人がまったくついてない名家の奥様というのが不自然極まりない。
話の伏線の引き方や回収はよくできているけど、必要な人物しか出てこず、世界が小さいというか、それこそ箱庭感ジオラマ感が強いと思っちゃった。
世界観には合ってるけどさ。