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電子書籍
凜と咲け―家康の愛した女たち―(新潮文庫)
著者 仁志耕一郎
女子(おなご)の賢さを、上様に見せてあげましょうぞ――。意外にしたたかで大胆だった知られざる側近女性たち。正室築山御前の〈最後の恋〉、出奔した側室お万ノ方、老いても家康に...
凜と咲け―家康の愛した女たち―(新潮文庫)
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凛と咲け 家康の愛した女たち (新潮文庫)
商品説明
女子(おなご)の賢さを、上様に見せてあげましょうぞ――。意外にしたたかで大胆だった知られざる側近女性たち。正室築山御前の〈最後の恋〉、出奔した側室お万ノ方、老いても家康に大切にされた西郡(にしごおり)ノ局、秀頼の妻千姫に誠実に向き合ったお夏ノ方、下層の出自ながら懸命に仕えた茶阿ノ方、女性として最高位に昇りつめた阿茶ノ局。徳川の礎を担いながら自分らしく生きた六人の魅力を描き出す傑作短編集。(解説・大矢博子)
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紙の本
女性の視点で歴史を視る
2023/08/28 20:10
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川家康の側室たちの視点で、家康を描き、それぞれの視点が、多面的な家康と時代の動きを表す。歴史は少数の英傑英雄により作られるものではなく、無数の人々の経験が、思いが、撚り合わさり、太い流れを作る。そのように考えると、側室たちの見て経験した歴史と、家康の歴史とは、少しは違いがあり、なお太い流れの中に織り込まれたのだろう、それがこの物語集だ。人の世の半数は女性であり、その視点は大切だと分かった。