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公爵さま、いい質問です
ベアトリスは窮地に陥っていた。いくら事情があったとはいえ、「泣く泣く別れた身分違いの恋人がいた」と、彼女らしくもない大胆な嘘をついたせいで、叔母たちがいもしないその悲恋の...
公爵さま、いい質問です
公爵さま、いい質問です (コージーブックス 行き遅れ令嬢の事件簿)
商品説明
ベアトリスは窮地に陥っていた。いくら事情があったとはいえ、「泣く泣く別れた身分違いの恋人がいた」と、彼女らしくもない大胆な嘘をついたせいで、叔母たちがいもしないその悲恋のお相手を見つけ出そうと、躍起になりはじめたからだ。そこで妙案を思いつく。架空の元恋人の「死亡記事」を新聞に載せればいい。ところが訪れた新聞社で、不運にも目の前で男性が刺殺されてしまう。ここでかかわったら、自分の立場が危うくなると知りつつも、ベアトリスは目にした手がかりがどうしても頭から離れない。被害者の背中に刺さっていたのは、大英博物館に展示されていた短剣にたしかに似ていた。しかし真相を探ろうにも学芸員に軽くあしらわれてしまう。そんなとき、手を差し伸べてくれたのは意外にも公爵さまで……!? ふたたび冴えない令嬢と公爵が手を組んで難事件に挑む!
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紙の本
聡明なベアトリス嬢が大好きです
2023/12/26 15:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
行き遅れ令嬢の事件簿シリーズ第2弾。
コージーミステリなのでそこまで事件は難解じゃないものの、謎を追跡する主人公にとって一番厄介なのは身分の壁と女であるということ。この舞台は摂政時代の19世紀初頭のイギリス。女は慎み深く我を出さず、良き嫁ぎ先に迎えてもらえることが至高の幸福だと言われていた時代。それに逆らうような形になっていたベアトリスは出しゃばりでわきまえない行き遅れの女性として、いわゆる可哀想な人とみなされていたけれど、それがかえって彼女の一番の魅力的な部分でもある。そして、そんな聡明な彼女を好ましく思っているケスグレイブ公爵と再会し、今回もまた相棒のようにバックアップにあたる。
二人の会話がなんといっても楽しくて読み終わるのが勿体無かったです。ロマンス部分も少しずつ二人の距離が近づいてきて、それぞれ見つめる瞳と言葉のあたたかさに温度が上がってきているようで、今後の展開が楽しみで仕方がない。
第3弾が2月発売だというので楽しみお待ちしております。
紙の本
楽しい推理もの
2023/08/26 07:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ二作目。
冒頭からしばらくは、前作の後始末的な展開になるのでできれば前作を読んでからの方がより楽しめると思います。
事件が発生してから後の公爵とのあれこれは他ジャンルならあっという間に進むんだろうなあと生暖かい気持ちになりつつ、安易にならず良かった。
三作目も決まっているようなので、シリーズものを読みたい方にはおすすめです。
紙の本
続きが待ち遠しい!
2023/09/30 09:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親を亡くして叔母の家に居候しているため肩身の狭さから内気になり、行き遅れているベアトリスが、殺人事件と出会ったことで聡明さをひけらかす機会を得て大胆になる話二巻目。
一巻目よりもベアトリスが自分の感情や行動に自覚的になっているから読みやすかった気がする。
鼻持ちならない様子だった公爵も、ほとんど彼女の味方っていう感じだけど、身分差があるしロマンスも一進一退。
主軸はミステリーなので良い塩梅で二巻目のが楽しかったかも。
次巻の発売も予定されているとのことで楽しみだわ。
全巻翻訳してほしい。
でも、男装姿で女性が身につけているネックレスを手にとって眺めたから無礼なんじゃなくて、普通に女性が女性に対してでもいきなり勝手に身につけたネックレスに手を伸ばしたら無礼だと思うわ。
なんていうか、居候とはいえ非労働階級の箱入り娘な上、内気でこれまで壁の花だったせいか、基本的にコミュ障な主人公だなって思う
。頭の回転は鈍くないんだけど、人間関係を構築する上でのコミュニケーションは下手すぎて、言動も行動も選択肢誤りまくってるようで読んでてハラハラしちゃうわ。