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日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話
著者 永井隆
西のアサヒ、東のサッポロと言われた理由とは。キリンはなぜ独立を保てたのか。サントリーはどのようにビール市場に参入したのか。バブル期にドライはなぜ売れたのか。20世紀末の日...
日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話
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日本のビールは世界一うまい! 酒場で語れる麦酒の話 (ちくま新書)
商品説明
西のアサヒ、東のサッポロと言われた理由とは。キリンはなぜ独立を保てたのか。サントリーはどのようにビール市場に参入したのか。バブル期にドライはなぜ売れたのか。20世紀末の日本を席巻した「ドライ戦争」とは、どのようなものだったのか。そもそもラガーとエールの違いとは。麦芽の割合で何が変わる? 世界一うまいと絶賛される日本のビール。商品開発、市場開拓、価格など、熾烈な競争の背後にある発展史を一望して見えてきた秘訣とは。
目次
- はじめに/第一章 日本「麦酒」事始め/ブルワリーの誕生/スプリングバレー・ブルワリー/グラバーがつないだ財閥の重鎮/キリンビールを販売へ/渋谷ビールと三ツ鱗ビール/東京で人気になった桜田ビールと浅田ビール/開拓使麦酒製造所のラガービール/「日本で現存する最古のビールブランド」/大阪麦酒/日本近代ビールの父/近代ビールの醸造技術/明治の四大ブランド/ビール税導入/帝国のビール会社「大日本麦酒」/吸収合併を拒否した麒麟麦酒/統制強化/第二章 大手四社の戦後/大日本麦酒の解体/統制から自由競争へ/三河屋のサブちゃんが運んだのはキリンラガー/キリンビール伸長の背景/アサヒとニッカ/鳥井と竹鶴/鳥井のビール事業/あのときの青年/極秘計画/「やってみなはれ」/銀行家がアサヒ社長に就任した事情/アサヒのリストラ/去るも地獄、残るも地獄/「社員が幸せになればいいんだよ」/復活への助走/第三章 独自の方向性で、各社に人気商品誕生/キリンに立ちふさがる独禁法の壁/ラガーの納入調整/定番の強み/強すぎる弊害/一騎当千のアサヒ営業マン/苦境が育てた人とチーム/サントリー営業、洋酒とビールの対応の差/六九年の生論争/目指すはシェア一〇%/サントリーにアサヒ売却?/阪神優勝!/若い愛飲者が求める軽快なビール/サントリー「モルツ」、キリン「ハートランド」/サッポロ「エーデルピルス」/サントリーのプレミアム路線/第四章 ビール市場の転換点/アサヒビールの樋口社長/コードネーム「FX」/ビール醸造の四工程/八七年の事業方針説明会/スーパードライが獲得した新規ユーザー/「スーパードライ」ブーム/スーパードライを指名買い/市場拡大をもたらした新商品/転換期のヒット商品/ドライ戦争/他社の混乱、アサヒの勝算/設備投資の成功/第五章 量を追う時代の終焉/キリンビールの大型新商品/「一番搾り」の舞台裏/シェアの算出方法を変更/シェアをめぐる場外乱闘/キリン、アサヒ、トップの交代/投資の失敗/酒類販売にも自由化の波/消費行動の変化と発泡酒「ホップス」/九四年の転換点/発泡酒の増税を目論む税務当局/サントリー「スーパーホップス」の秘策/キリンとアサヒの情報戦/ワゴンRで来社したアサヒ社長/天才マーケターの手腕/競合するビールと発泡酒/大手ビール会社の共闘/自民党の税制調査会/もぎ取った勝利/第六章 ビールのこれから/「単純明快なアサヒが、複雑怪奇なキリンに勝った」/値下げが招いた増税/新ジャンル(第三のビール)戦争と酒税/税制上は、新ジャンル(第三のビール)消滅/シュリンクする市場/多様化時代のビール文化/インディアンペールエール/ソラチエースの遅れてきた評価/クラフトビールの可能性/資料 ビールと発泡酒・新ジャンルの発売年表/参考文献
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紙の本
思わずビールが飲みたくなる、ビールの日本史書です。
2023/10/20 20:59
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のビール会社のシェア争いの歴史をテーマに、新書1冊にまとめ上げた書籍です。
ビールの日本史で新書1冊著せることと、実際のビール会社のシェア争いの話で昔と今でこんなに違うの!?ということに気付かされ、そして驚きました。
タイトル通り、威勢のいい文章で、思わずビール片手に読み進めたくなるような1冊です。読んでいて楽しく爽快でした。