読割 50
電子書籍
【期間限定価格】出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)
著者 長江俊和
千葉県柏市で6歳と4歳の姉弟が誘拐され、無惨な姿で発見された。犯人は死刑判決を受け、やがて刑は執行されたが、最後まで動機は不明だった。事件から22年後。東京都向島で凄惨な...
【期間限定価格】出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)
出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)
商品説明
千葉県柏市で6歳と4歳の姉弟が誘拐され、無惨な姿で発見された。犯人は死刑判決を受け、やがて刑は執行されたが、最後まで動機は不明だった。事件から22年後。東京都向島で凄惨な一家三人殺傷事件が発生する。殺害されたのはなんと柏の事件の……。共通する手口、戦慄の短歌、消えたM子。本当の鬼畜は誰なのか。虚実が複雑に絡みあい、逆転また逆転そして絶句。あなたは今度も騙される!(解説・前川裕)
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書店員レビュー
ネタバレ禁止!!
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
幼い姉弟を殺して埋めた罪で死刑となった望月。
彼が牢獄で詠みこの世に遺した短歌はあまりにもショッキングな内容であり、一度は雑誌に掲載されるも遺族感情を逆なでするとしてすぐに出版禁止となった。
今では手にいれることも難しいはずのその記事が時を経て、とある一家惨殺事件の被害者たちの口の中から発見される。
死刑囚となった望月はなぜ幼い命を奪ったのか。
なぜその記事が関係のない事件の被害者の口から発見されたのか。
本著は「柏市・姉弟誘拐札事件」と、それにまつわる人々の数奇な運命がルポタージュ風に語られる、『出版禁止』シリーズの第二弾である。
著者である長江俊和氏はカルト的人気をほこった「放送禁止」という番組の企画・構成・演出者である。
「放送禁止」とはある事情で放送禁止となったVTRを再編集し放送するという設定の、一見ドキュメンタリー番組にみえるが実はフィクションであるというフェイク・ドキュメンタリー(モキュメンタリー)作品なのだが、この手法は小説『出版禁止』シリーズにも用いられており、読み解くにはコツがいる。
このシリーズは読了後、ああ~すっきりした、というよりもまずすべての答え合わせをしたくてたまらなくなり、私の場合は他者の考察を求めてインターネットの海をさまようまでがセットなのだが、秘められたものを自力で理解したその瞬間の、えも言えない高揚感は、たまらない。
「意味がわかるとこわい話」が好きな方にはうってつけの作品といえるのではないだろうか。
電子書籍
読んで〜〜〜!!!!
2022/11/14 23:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:枝豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものすごい本。
個人的には今まで読んだ本の中でダントツに面白い。
テーマが重いのと暴力描写あるので、そこだけ気をつけてください!
紙の本
心に響く、人の心
2021/09/15 21:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jack - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に、涙腺が揺さぶられるような読書体験をした。
この著者の本は、タイトルで損をしていると思いますね。
自分は途中からミステリを読んでるというよりは、質の高い文学作品を読んでいる気持ちになりました。
謎解きを著者がすべて明かさないところも好感を持てました。
本の中では明かされなかった”言葉”が残っていますので、
自分で探しあてるのも楽しかったです。
電子書籍
これは感動系です!
2021/05/08 19:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼちぼち - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い姉弟が殺された事件の犯人は、本当に自首して死刑執行された男だったのか・・・という疑問が根幹として物語が進んでいく。いろいろな捜査や仮定がおこなわれるさなか、第二の事件が起きる。まともや混乱する警察やそれに関わる人間たち。最後の最後にこれだったのか! と度肝を抜かされたが目頭が熱くなった。
紙の本
最後にハッとさせられる
2024/05/14 20:25
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投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
真の殺人犯は誰なのか、、、驚くべき真実が徐々にわかっていき、最後の最後まで集中して読むことが出来た。
紙の本
ぐいぐい引き込まれ、短時間で読破
2021/05/09 02:23
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かった。和歌の解釈も、非常に練り込まれていて、謎解きという意味でも二重に楽しめた。
けれど、肝心の、最終的な和歌の解釈についての説明がなく、「これで終わり?」とポカンとしてしまった。
結局自力で解読できず、ネットで他の方の解説を見て、なるほど、と納得できたけれど。そこの解説くらいはあって良かったのでは、と思った。
また、犯人と目されていた人物の行動が、全く理解できなかった。
物語の核となるその部分が意味不明だったにも関わらず、なぜか全体的にはとても面白く満足、という何とも言えない一冊だった。
紙の本
幼児二人の殺害
2021/04/14 01:13
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、22年のちの殺人事件がその幼児殺しに関わってくるとは……。面白いです。引き込まれました。ただ……後味は、うーん、あまり、すっきりするものではありませんね……