電子書籍
平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」
著者 桃崎有一郎
源頼朝が「真犯人」を暴いていた!貴族の世から武士の世へ、大きなターニングポイントとなった平治の乱。後白河上皇の最側近で天才的な政治家だった信西が死に、源氏が敗れ、少年頼朝...
平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」 (文春新書)
商品説明
源頼朝が「真犯人」を暴いていた!
貴族の世から武士の世へ、大きなターニングポイントとなった平治の乱。
後白河上皇の最側近で天才的な政治家だった信西が死に、源氏が敗れ、少年頼朝が流罪になったことは知られているが、「だれがこの乱を起こしたか」という最大の謎には、実はまだ定説がない。
気鋭の歴史学者である著者は、この乱の実体を暴く言葉を、将軍となった源頼朝が残していたことを発見する――。
「真犯人」、そして関係者たちがおこなった壮大な隠蔽とは?
歴史はミステリより面白い!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
まだ疑問が・・・
2023/10/01 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:通りすがりの風来坊でござんす - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれ・・・
平治の乱とは、院に対する天皇の宮廷クーデター、という論ですが、そうなると、解らない疑問が浮かんできます。院の寵臣であるだけで出世してきた信頼が、なぜ、院を排除する企ての首謀者になるのか?信西、義朝、清盛については考察がなされていますが、信頼については殆ど無視状態です。昨今の東国武士団の研究の進捗で、東国と信頼とはなかなか侮れない関係を築いていたことも判明しています。院を襲撃した後の除目で、頼朝が左衛門佐になった(後に解官復任していることから、この任官は承認された)ことは記しているが、信頼が手前味噌で大臣大将に就いたことには、一切ふれていません。まぁ、これは『公卿補任』に載っていないので、あくまでも手前味噌人事なのですが、信頼の『我が世の春』の状態を現していると思います。そのような信頼の様子について、何も触れていないのは、どうしてなのか?単に作者がそこまで考えが及ばなかったのか、あるいは私の読み込みが足りないだけなのか・・・