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終末のアリア
著者 辻寛之(著者)
2021年9月11日午前8時46分、国会議事堂に無人偵察機が墜落・炎上した。同時多発テロから20年後のこの日、誰が何を目的にテロを起こしたのか? そしてなぜターゲットは日...
終末のアリア
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終末のアリア
商品説明
2021年9月11日午前8時46分、国会議事堂に無人偵察機が墜落・炎上した。同時多発テロから20年後のこの日、誰が何を目的にテロを起こしたのか? そしてなぜターゲットは日本なのか――。奇しくも同じ日、アメリカが国際指名手配するイスラム過激派テロリスト・赤星瑛一が警視庁に出頭してくる。このままではCIAに暗殺される、身の潔白を証明させてほしいと保護を求めてきたのだ。警察はテロ犯の疑いをもって赤星の身柄を拘束するも、その後に次々とサイバーテロが発生、取調室の赤星は「神の裁き」だと繰り返すばかりで犯人像はまったく掴めない。首相官邸、防衛省、警察庁は一枚岩になりきれず右往左往、具体的な対策を打ち出せないでいるうちに、東京の電力供給がストップし、国民生活にも被害が及び始める。大混乱の最中、追い打ちをかけるように北朝鮮のミサイル発射を知らせる警報が鳴る・・・・・・。突如訪れた国家と世界の危機に、「平和の国」日本はどう立ち向かうのか。
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紙の本
話の舞台は大きく内容はセコイ
2023/09/07 22:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ですてど - この投稿者のレビュー一覧を見る
国会議事堂への無人機攻撃、日本国内各所へのサイバーテロ、それらの対応に追われる日本政府の動きーーと、見た目のお話は大きく見えるが、肝心の被害はピンとくるほど甚大ではなく、人々の悲しみ・事態の深刻さも共感を伴わない。
結局、政府の会議、会議、会議、それに最初から捕まっている容疑者の告白のみで真相が明かされる。これでおもしろい? 小説としてセコイよ。
紙の本
サイバーテロ
2023/07/31 02:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「平和の国」日本を突如襲ったサイバーテロ。全国民を人質に取られ、アメリカと板挟みになりながら、イスラム過激派テロリストの日本人との相対を描いた社会派ノンストップ・ミステリ。
一昔前なら非現実的と一蹴されていた内容が、現代だと強ちそうとも言えないと思わせる、境界線の暈し方がとても秀逸。日本が抱えるサイバーセキュリティへの警鐘を鳴らす超大作。
新しい「戦争」の姿と、中東情勢を描いた緊迫感ある作品。リアルな分、大きな意外性は生まれないだろうと思っていたら、まさかの展開に心拍数が上がった。重い題材の空気を壊さずにエンタメ要素を織り混ぜていて、後半は特に読みやすくスリリングでオススメ。