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ブルゴーニュ公国の大公たち
著者 ジョゼフ・カルメット , 田辺保
フィリップ・ル・アルディ（豪胆公）、ジャン・サン・プール（無怖公）、フィリップ・ル・ボン（善良公）、シャルル・ル・テメレール（突進公）。これら四人のヴァロワ朝ブルゴーニュ...
ブルゴーニュ公国の大公たち
税込
1,870
円
17pt
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ブルゴーニュ公国の大公たち （ちくま学芸文庫）
税込
1,980
円
18pt
商品説明
フィリップ・ル・アルディ（豪胆公）、ジャン・サン・プール（無怖公）、フィリップ・ル・ボン（善良公）、シャルル・ル・テメレール（突進公）。これら四人のヴァロワ朝ブルゴーニュ公こそ、中世末期、ヨーロッパ世界において広大な領土の獲得と燦然と輝く文化的達成を現出させた人々にほかならない。彼らの営為によってあらわれる公国の個性とは何か。ホイジンガの『中世の秋』に比肩すると言われる本書は、博捜と実証をもとに、大公たちの生涯と事績、そしてついに成し遂げられなかった夢を光彩陸離たる筆致で叙述する。ブルゴーニュ公国の歴史を包括的にまとめた書として今も揺るぎない地位を占める名著。
目次
- 序／第１章 王国から公国へと／ブルゴーニュとは カロリング朝ブルゴーニュ ブルゴーニュ公領／第２章 カペ朝がブルゴーニュで果たしたこと／ロベール敬虔王とオット＝ヴィルヘルム カペ朝ブルゴーニュ 封土の相続 公爵家の基礎 信仰生活と司教区／第３章 フィリップ・ド・ルーヴルの跡継ぎ／フィリップ・ド・ルーヴルの遺産 ジャン・ル・ボンとジャン・ド・ブローニュ 公国の帰属問題 ヴァロワ朝ブルゴーニュの設立／第４章 フィリップ・ル・アルディ──政治／豪胆公の容貌と性格 マルグリット・ド・フランドルとの結婚 百年戦争 フランドルの騒乱 フィリプス・ファン・アルテフェルディと「白頭巾」党 英国との戦い 英国侵入計画 東方への伸展 英国との和平／第５章 フィリップ・ル・アルディ──文芸保護者としての／書庫 タペストリー 家具調度 建築 シャンモル修道院／第６章 ジャン・サン・プール／恐れ知らずの大公の容貌と性格 オルレアン家とブルゴーニュの抗争 従兄弟ルイ・ドルレアンとの対決 ルイ・ドルレアン暗殺 暗殺の反響 パリの情勢 リエージュの革命事件 ブルゴーニュ派とアルマニャック派の内戦 ジャン・サン・プールの戦術 一四一三年の三部会 カボッシュの革命 休戦条約 ネーデルラントへの拡張 英王ヘンリー五世と共謀する ブルゴーニュ軍のパリ入城 ジャン・サン・プールの暗殺 ジャン・サン・プールの役割／第７章 フィリップ・ル・ボン／善良公の容貌と性格 トロワ条約 ヘンリー五世の死 ベッドフォード公の二重の王国 対フランス政策 ブラバン問題 ジャンヌ・ダルク アラス条約──フランスとの和解 英国の反抗 英国との対話 ルクセンブルクへの拡張 ガンの制圧 リエージュ対策 すべての国々を統べたもう殿 ルイ十一世とフィリップ 善良公の治世／第８章 シャルル・ル・テメレール──最盛期／突進公の容貌と性格 フランス国王軍との戦い 英国王の妹マーガレット・オブ・ヨークとの結婚 リエージュの反乱 ロタリンギア全統治へ 神聖ローマ帝国の王冠／第９章 歴史家と作家たち／年代記作家 シャストラン オリヴィエ・ド・ラ・マルシュ 叙事詩と小説 世俗文学 吟唱詩人 抒情詩 主宰者としての大公たち／第10章 芸術／クラウス・スリューテルの彫刻 スリューテルの弟子たち 絵画／第11章 宮廷生活／祝宴 「雉の誓い」 騎馬槍試合 女性 金羊毛騎士団 日常生活 服装 見世物／第12章 ブルゴーニュという国家／ロタリンギア回復の野望 スペインにおける政略 複合企業としてのブルゴーニュの制度 ネーデルラント行政 大書記官ニコラ・ロラン 財政 ブルゴーニュの多様さ／第13章 シャルル・ル・テメレール──幾多の過誤／ライン川方面への進軍 アジャンバクの失敗 ロレーヌ公ルネ二世の挑戦 英仏の交渉 ピッキニィでの英仏の和解 ルイ十一世の策略／第14章 ひとつの治世、ひとつの王朝の終り／スイス人との確執 グランソンでの敗北 モラの戦い サヴォワの回心 孤立するブルゴーニュ公 ナンシーの戦い 公国の崩壊 マリー・ド・ブルゴーニュとマクシミリアンの結婚／結論／原注／訳者あとがき／解説（池上俊一）
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