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魯山人と辻留 器にこだわる
著者 辻 義一
若き日の魯山人との出会いが辻の美意識を決定づけた!―― 当代随一の芸術家にして美食家の魯山人のもとに、果敢にも単身乗り込んだ「辻留」3代目。今その数々のエピソードをはじめ...
魯山人と辻留 器にこだわる
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商品説明
若き日の魯山人との出会いが辻の美意識を決定づけた!―― 当代随一の芸術家にして美食家の魯山人のもとに、果敢にも単身乗り込んだ「辻留」3代目。今その数々のエピソードをはじめ、辻留流の器使い、盛りつけの極意を明かす。
●食べることを愛し、旨いものを追い求めた魯山人先生のやきものは、そのほとんどが食器です。しかも先生の食器はどれも絶妙の寸法を持っていて、温かく料理を抱きかかえてくれます。「器は料理の着物である」という先生の言葉のとおり、どちらもでしゃばらず、互いを引き立て合う盛りつけができたときの感銘はなにものにも代えられません。これが料理人としての私が、魯山人先生に学んだいちばん大きなことだと思います。その後も私なりに日々精進を重ね、今日に至りましたが、自分自身の中にできた器考や料理考を、魯山人先生の思い出とともにこの機会にまとめてみました。
目次
- 第1章 魯山人先生の思い出
- 第2章 私の好きな器作家
- 第3章 辻留器歳時記
- 第4章 辻留料理塾の器講座の粋
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紙の本
2001/07/02夕刊
2001/07/24 18:15
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
老舗料理屋「辻留」の三代目主人が、若き日に魯山人のもとで修業した思い出をつづった。「器は料理の着物」だという。魯山人の器に盛った料理は抜群に映えた。良寛の書など一級の品々に囲まれ、久米正雄ら鎌倉文士とも交流した。今でも魯山人の美意識は、著者のものの見方の基準になっているという。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001