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呪いと契約した君へ
人に取り憑いた悪霊を、自分の体に乗り移らせて除霊する――神社の神職見習いとして、異能力を使い人知れず解呪をしてきた愁(しゅう)。そこへ取材に訪れたのは、大学で民俗学を研究...
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呪いと契約した君へ (キャラ文庫)
商品説明
人に取り憑いた悪霊を、自分の体に乗り移らせて除霊する――神社の神職見習いとして、異能力を使い人知れず解呪をしてきた愁(しゅう)。そこへ取材に訪れたのは、大学で民俗学を研究している乾(いぬい)だ。「ここに凄い除霊師がいるって本当?」と明るく話しかけてくる彼には、禍々しい怨霊が憑いていた!? 「俺昔から不運体質で、この前死にかけたんだよね」と屈託なく語る乾を、見て見ぬふりはできなくて!? ※口絵・イラスト収録あり
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人間が一番怖い
2023/10/13 06:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
夏の終わりの気配が消えるまえに読んでしまわねばな感じで読みました。
ホラーというほど怖くはなかったのですが
「人間」の「呪い」が怖かったかな。
「人間」のやり口も。
生贄って言葉が途中にでてくるのですが、まさにそれって感じ
「いとし子」というシステムのえげつなさは人のえげつなさに他ならなくて
シュマという存在の意思があるかなしかわからない状態が対照的で
そういう「もの」なんだなぁと。
解呪の方法がBLらしいといえばらしいです。
愁の囲い込み(洗脳)は痛々しく、乾という存在がこじ開けてくれて何より。
禰宜の陵の気持ちのあれこれは読者はすぐにわかるし、
彼の葛藤もわからないでもない。
でも「俺の代で」って言ったとたんに乾同様に糾弾したい気持ちになります。
愁はわかっていなかったみたいだけど。
行動しないのなら、思っていても意味はない。
まあ、だからこそ愁が手を取ったのは乾だったのですけれどね。
もう少し書き込みがあったらもっと深淵に近づくのではないかと思えるような作品でしたがラストは夏の終わりの気配にふさわしかったと思います。