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桓武天皇 決断する君主
著者 瀧浪貞子(著)
皇位継承者には成り得なかったにもかかわらず,藤原氏の奇計により即位した桓武天皇.長岡京,平安京への二度の遷都と,蝦夷との戦争を決断し,実弟・早良親王との骨肉の確執を乗り越...
桓武天皇 決断する君主
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桓武天皇 決断する君主 (岩波新書 新赤版)
商品説明
皇位継承者には成り得なかったにもかかわらず,藤原氏の奇計により即位した桓武天皇.長岡京,平安京への二度の遷都と,蝦夷との戦争を決断し,実弟・早良親王との骨肉の確執を乗り越えた多端な生涯を読み解く.血統に頼らず,政治的パフォーマンスに優れた「造作と軍事の天皇」の新たな実像と,日本古代史の転換点を描く.
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紙の本
遷都しただけでない桓武天皇の実情
2023/11/02 15:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「鳴くよ鶯、平安京(794年)」に遷都した人として有名な、というよりそれしか知らない私の中の桓武天皇、皇位継承者には成り得なかったにもかかわらず,藤原氏の奇計により即位した人、という人でもあったのか、知らなかった桓武天皇がみえてきた
紙の本
天武・聖武に連なる皇統としての自覚
2023/12/29 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷー - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀧浪先生の新刊と思って期待していたが、やや不完全燃焼だった。従来言われていた天智系皇統の意識を見直すのはわかるものの、天武系としての演出や聖武への追慕を殊更に強調されていたのは少し腑に落ちない部分もあった。個人的には、桓武の人物像とは、あらゆる方向に目配りをしつつ、新たな時代を切り拓いたリーダーという側面が強いのではないだろうか……と本書を通読して再認識したところだ。