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- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2023/11/22
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-0085-3
読割 50
電子書籍
「読書の自由」を奪うのは誰か
著者 馬場 俊明
「図書館の自由に関する宣言」が1954年に採択されたあとに起きた3つの侵害事件――県立山口図書館蔵書隠匿事件(1973年)と富山県立図書館『図録』事件(1986年)、船橋...
「読書の自由」を奪うのは誰か
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「読書の自由」を奪うのは誰か 「自由宣言」と蔵書選択
商品説明
「図書館の自由に関する宣言」が1954年に採択されたあとに起きた3つの侵害事件――県立山口図書館蔵書隠匿事件(1973年)と富山県立図書館『図録』事件(1986年)、船橋市西図書館蔵書破棄事件(2001年)をあらためて検証する。
この3館の「図書館の自由」侵害事件は、国家や警察権力などの公権力の介入によるものではなく、図書館と図書館員自らが犯した侵害事件である。それだけに、図書館界は大きく揺れ、論議を尽くしながらも、対処の仕方にはいまもって疑問符が残っている。
ひとたび問題に直面すると、「自由宣言」の理念と組織構造との間には対立が生じ、どのように対応すればいいのかの合意形成が困難になる。
これからも「図書館の自由」を堅守するために3つの事件の実情に迫り、問題点の概要と教訓を導き出す渾身の論集。
目次
- はじめに
- 第1章 蔵書選択における自主規制──県立山口図書館蔵書隠匿事件を考える
- 1 戦後民主主義の転換期──一九六八―七三年
- 2 県立山口図書館蔵書隠匿事件とは
- 3 「隠された蔵書」と内部告発者
- 4 県立山口図書館の光と影──小松原訓令
- 5 「中立性」と「公序良俗」
- 6 「不当でない検閲」と「自主規制という名の検閲」
- 7 問われる県立山口図書館と日本図書館協会の対応
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