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味の道
著者 倉阪鬼一郎
料理人の腕くらべ再び。二十年前には父時吉が、こたびは二代目千吉が。江戸で指折の名店、三役格の旬屋のあるじ幾松と競う千吉。腕くらべの結末は?さらに幾松からの思いがけぬ申し出...
味の道
味の道 書き下ろし長編時代小説 (二見時代小説文庫 小料理のどか屋人情帖)
商品説明
料理人の腕くらべ再び。
二十年前には父時吉が、こたびは二代目千吉が。
江戸で指折の名店、三役格の旬屋のあるじ幾松と競う千吉。
腕くらべの結末は?
さらに幾松からの思いがけぬ申し出を受けた千吉は…。
かつて江戸の料理人による腕くらべがあった。通人の遊びとして年に一度行われていた。料理人を二人呼び、どちらの料理が勝るか判じて勝ったほうにほうびを与えるという通人らしい遊びだ。その後、料理人の数を増やし大がかりな腕くらべが……。もう二十年前の話だ。これに父の時吉が出て勝った。そして今、二代目の千吉に白羽の矢が立てられて……。
《本書登場の小料理》
・大根餅
大根おろしに細かく刻んだ干し海老を加え、片栗粉と塩を入れて火にかけ、粘り気が出るまで練る。これを広げ、こんがり焼き上がったら、食べやすい大きさに切り、醤油で食す。
(一口大に分けてもよい)
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