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電子書籍
あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーション
著者 ブルーバックス探検隊 , 産業技術総合研究所
日本の「ものづくり」は死んでいない! 「冷やすメカニズム」を根底から覆す冷蔵庫、意外な魚のおかげで完成した高温でも触れるレンガなど、企業秘密レベルの熱いイノベーションと、...
あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーション
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あっぱれ!日本の新発明 世界を変えるイノベーション (ブルーバックス)
商品説明
日本の「ものづくり」は死んでいない! 「冷やすメカニズム」を根底から覆す冷蔵庫、意外な魚のおかげで完成した高温でも触れるレンガなど、企業秘密レベルの熱いイノベーションと、それをなしとげたクールな研究者たちの素顔に、われらがブルーバックス探検隊が迫る!
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紙の本
大きく遅れた日本は事実、それを超えていく努力に社会は応えているだろうか
2024/04/18 20:52
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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界的な産業シェアを奪われ、経済が低迷し、かつての「ものづくり大国」が凋落したといわれていることに対し、まだそこまで悲観することはないことを具体的な事例を通して、日本が世界をリードできる場面を示そうとまとめたものといえる。実際にそうなのか、外国人に日本はすごいといわせるテレビ番組と変わらないものか。産業技術総合研究所の実践を取り上げ、その研究を紹介する。目次を見ると、
はじめに
第1章 冷やすメカニズムを根底から変える 「磁気冷凍」という革命
第2章 その力仕事、おまかせあれ 「ガテン系ロボット」いざ出動!
第3章 摂氏300度でもさわれる レンガを進化させた「意外すぎるもの」
第4章 エネルギー問題が変わる 日本の「地中熱」のすごい可能性
第5章 世界初「どう剥がれるか」を撮影 接着剤の謎が見えてきた
第6章 その誤差、3億年に1秒 「光格子時計」は時間を再定義する
第7章 まるで小さなブラックホール 「暗黒シート」はなぜそんなに黒い
第8章 クルマが「感情」を読む 「自動運転」の驚くべき未来図
第9章 音楽の楽しみかたが変わる 「サビ」も探せる「音楽地図」
第10章 「臭い」を除去して資源に 「プルシアンブルー」のすごい力
おわりに
執筆者一覧 さくいん となっている。
以上のように展開される。どの章も、こんな取り組みをしているのかと感じるが、世界各地の研究開発とどこまで互角に競り合っているかどうかと感じるものがある。コラムで、なぜ冷えるのかを解説したり、窒素循環で空気を資源に変えるなど、おもしろく読めるところは一般向けでいい。日本の最先端の研究は、世界的に見てどうなのか。これで闘えるのか。これ以外の分野も多いと思うが、それはどうなっているのか。この本をきっかけに広げたり、深めたりできればと思う。日本の研究開発はダメと言い切れるものではないが、立ち遅れがあることは事実として、正面から研究する人が増えればと思う。それには、まず一読してほしい本である。