電子書籍
大盛り! さだおの丸かじり とりあえず麺で
著者 東海林さだお
読めば必ず食べたくなる66篇ぜんぶ「麺」の傑作選!頭に浮かんだら最後、食べずにいられない「矢も盾もランク第一位」はラーメン。いつも忘れがちなのに(野菜をとらにゃいけんよ)...
大盛り! さだおの丸かじり とりあえず麺で
大盛り!さだおの丸かじり とりあえず麵で (文春文庫)
商品説明
読めば必ず食べたくなる66篇ぜんぶ「麺」の傑作選!
頭に浮かんだら最後、食べずにいられない「矢も盾もランク第一位」はラーメン。
いつも忘れがちなのに(野菜をとらにゃいけんよ)と優しいタンメン。
鍋焼きうどんを美味しく頂くにはまず風邪を引こう。
ソーメンをストローで吸ったら?
『タコの丸かじり』から『パンダの丸かじり』まで、
人気食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ計43巻1514篇から選んだ
麺、麺、ぜんぶ麺の傑作選。
解説も豪華大盛り! 沢野ひとし/高島俊男/小宮山雄飛/平野レミ/米原万里
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紙の本
「丸かじり」に歴史あり
2024/03/28 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズは、
もともとが「週刊朝日」に「あれも食いたいこれも食いたい」の連載で
その後「丸かじり」がタイトルについて、朝日新聞社版が出る。
そこから「五年たつとこんどは文春文庫になる。」
「つまり東海林さんは、雑誌連載、単行本、文春文庫、と同じネタで
三度にわたってガボガボかせいで・・・」と、
これは私が言っているのではなく、
文春文庫版の『ナマズの丸かじり』で解説を書いた中国文学者の高島俊男さん。
さすがにスルドイ(?)。
でも、私ならこう追記しますね、
「さらに選集で、同じネタで四度にわたって・・・」と。
この『大盛り! さだおの丸かじり「とりあえず麺で」』は、
これまで文春文庫になったシリーズ43巻1514篇から
「麺」をテーマとしたエッセイを選りすぐってまとめた一冊。
麺の話とくれば、なんといってもラーメン。
東海林さんの着眼点の凄さは、そんな「なんといっても」といった王道だけでなく、
タンメン、ソーメン。冷やし中華、鍋焼きうどん、立ち食いそばといったような
あまり陽のあたらない料理にも目配りできることだろう。
それにしても、日本人はいつの間にこんなにラーメンが好きになったのだろう。
今やうどん、そばをおさえて、日本人のソウルフードの趣きすらある。
東海林さんの「丸かじり」シリーズを最初からひも解けば、
そんな歴史も見えてこないか。
人に歴史あり。
ラーメンに歴史あり。
何より、「丸かじり」に歴史あり。