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ニッポンの数字 ――「危機」と「希望」を考える
著者 眞淳平
縮みゆくこの国を待ち受ける未来は暗いのか? 社会を考えるための論点各々を、数字をベースに考えると、「危機」と「希望」の両面が見えてくる。この国の未来の姿とは? 「人口・社...
ニッポンの数字 ――「危機」と「希望」を考える
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ニッポンの数字 「危機」と「希望」を考える (ちくまプリマー新書)
商品説明
縮みゆくこの国を待ち受ける未来は暗いのか? 社会を考えるための論点各々を、数字をベースに考えると、「危機」と「希望」の両面が見えてくる。この国の未来の姿とは? 「人口・社会」「経済」「環境問題」「防衛・安全保障」「AI、そしてロボット」「最新医療」 考えるべき論点それぞれを数字で整理すると「危機」と「希望」の両面が見えてくる ・男性の60.4%が非正規労働者/・2005年生まれの女性の最大42%が生涯子どもを持たない/・殺人事件の検挙率は101%(2021年)/・再生可能エネルギーで賄える電力量のポテンシャルは、2020年度国内発電量の2.6倍超/・2100年までに、夏が1年の半分近く、冬は2カ月以下に?
目次
- はじめに/第1章 「縮みゆく」日本と、「問題多き」その社会 【人口・社会】/頂点を過ぎた日本の「総人口」/過去の「将来推計人口・中位推計」、は間違いばかり/「将来推計人口」の前提は、大雑把/子どもが減り続ける国/「少子化対策」は始まったけれど……/「不妊」という重大事態/結婚した3組に1組が離婚/日本の総人口の、3・5人に1人が高齢者/男性の半数が85歳近くまで、女性の半数が90歳以上まで生きる日本/働く世代が減り続ける/若くなってきた近年の高齢者/74歳が「高齢者」ではなくなる日/「外国人労働者」が重要な役割を果たす/毎年、100万人が罹患する「がん」/「自殺」の多い社会/「殺人事件」は多いのか?/世界でも有数の「男女格差」/日本人の10人に1人が「性的マイノリティ」/G7で最多の「貧困大国」/「一人暮らし」の高齢者が急増中/深刻な「母子世帯」の貧困/「非正規労働者」。増加のおもな理由は、高齢労働者が増えたこと/赤ちゃんが2週間に1人、虐待で亡くなる/高い児童・生徒の「学力」/この国の「研究力」は大丈夫か?/黄色信号が点灯する「行政」の今後/第2章 日本は「普通サイズ」に回帰するのか? 【経済】/軋む世界3位の経済大国/この国は「貿易大国」なのか?/マイナスに転じた「貿易収支」/巨額な「経常収支」の黒字/日本の、潮流を読み、適応していく力は?/日本人は何で食べているのか?/弱い中小企業/人材の育成が大切だとは言うものの……/「国家財政」はどうなっているのか?/「一般会計」、歳入の3割以上が借金/「一般会計」の2倍以上の「特別会計」/日銀の「金融政策」とは何か?/市中にお金を流す「資産買い入れ」/第3章 急速に「暑く」なり、「激甚災害」が増えていく 【環境問題】/超長期では、上下動を繰り返してきた地球の平均気温/150年前より1℃以上上がった地球の平均気温/過去200万年間で一番高い、大気中のCO2濃度/今世紀後半には、1・4~4・4℃ほど温暖化が進む可能性/この国で加速する気候変動/出現する「生態系」の異常/人為由来の温室効果ガスの75%を占めるCO2/諸国が「パリ協定」で気候変動に対抗する/G7と国際機関が掲げた目標/「SDGs」。その、またの名は、「我らの世界を変革する」/この国は、CO2をどれだけ排出しているのか?/「脱炭素化」が遅れる日本/政府も対策に乗り出した、が……/異を唱える「環境団体」/WWFは、「できる」と言った/再エネの導入こそが「最適解」/政府のエネルギー政策、3つの問題点/企業を動かして、気候変動を抑え込む/その他の課題/第4章 「3つの危険国」に対処する 【防衛・安全保障】/国際関係を変えてきた「理想主義」/「現実主義」が国際情勢を動かす/「外交」で問題を解決すればよいのでは?/ロシアという「危険国」/「北方領土」は返ってくるのか?/北朝鮮の拉致問題/頻発する弾道ミサイル発射実験/「核兵器」をすでに約30発保有/中国のGDPは、日本の4倍以上/東アジアの海を「わがもの」とする/危機にさらされる台湾、尖閣/急増する中国の核・ミサイル/日本へもサイバー攻撃を?
- 他
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紙の本
数字で示しているだけでなく、しっかりと文章で読ませています。
2024/03/18 21:03
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、日本が今置かれている様々な情勢を、数字(数値)を用いて論じている1冊です。
確かに、沢山の数字を示している内容です。しかしそれ以上に、文章がしっかりしているため、思わず読み進めることに引き込まれるほどの、書籍としての出来の良さです。紙幅がかなり厚いですが、比較的短時間で読み切れます。日本についてかなり詳しくなれる1冊です。
一方で個人的には、著者が文面に読点(、)を多用しており、慣れるまで読みにくかったです。