電子書籍
資本主義はリスクをとる人が、リスクをとらない人から利益を得ると
2024/06/09 08:15
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学生になった息子への手紙、と言いつつ、半ば遺言のような意味もあったのかも。資本主義について、リスクをとる人が、リスクをとらない人から利益を得る仕組みだと。起業や株式・投資信託投資を通じて、自分にあったリスクをちゃんととって生きていきなさいと。本の性格上、ちょっと説教っぽいところもありつつ、本人も自覚しながらそう書いている様で、嫌味は感じません。うちの息子たちにも、この本を勧めようかとも思いましたが、彼らには彼らのやり方と考えもあるので、余計なことはせず、自分なりの参考にしようと思います。
紙の本
素晴らしい良書
2024/05/01 15:29
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投稿者:2502 - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々、山崎元さんのコラムなどはダイヤモンドオンライン等を通じて好んで読んでいましたが、今回のこの本もまた素晴らしい内容だったと思います。いつも論旨明快で、合理的。それにしても惜しい人を亡くしました。心よりご冥福をお祈り致します。
電子書籍
息子、そして父親の立場の両方に立ってみて
2024/03/21 16:13
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投稿者:shun - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は30代前半、そしてつい先日父親になったばかりの者です。私はこの本をタイトルにある息子さんの立場、また父親の立場の両方から読ませていただきました。山崎先生ならではのユーモラスかつ鋭い論説、そして息子さんへの厳しくもあり優しさもある深い愛情に心を打たれました。読了後には自然と涙がこぼれました。山崎先生の他の著書をはじめ経済本は多数読んできましたが、このような気持ちになったのは初めてです。山崎先生があれほど楽しみにしていた息子さんの今後を見ることなくご闘病の末にご逝去されたのは大変残念であり悔しいですが、私も山崎先生がそうであったように自身の子供に対して同じように大きな愛情を注いでいきたいと強く思わせてくれた名著でした。謹んでお悔やみ申し上げます。
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投資の事は他の本も読んでいたので、再確認と言うか、まだまだ理解が浅いとは思いながらも、自信を持って「長期、分散、低コスト」を続けて行こうと思いました。
仕事に関しては、今44歳の私からしたらなかなか辛いと言うか、全く無かった視点や考え方で、みんなと同じようにならない様にはしようと思ってやってきたけれど、自分は何してきたのかなーと思ってしまったくらいでした。
転職を意識したり、株式性の報酬を考えて行動したり、今の私からは遠い話に思えてしまいました。でも、知れてよかった内容でした。
会社以外の世界を持つ事は大切だと思っているけど、まだちゃんと持てていないので、何とかしたいなと思いました。考えられそうな小さなきっかけは、ピラティスかウクレレか金継ぎか。あとは読書も入るかな。何かから誰かと繋がりを持つ努力をするべきなんだろうなと改めて思いました。
幸せはその時に感じるもので、通算成績では無いって考えは、好きな考え方だなと思いました。と言うか、通算成績だと言われるとひどく辛いかも知れない。
もっともっと若い時に読みたかった本だけど、でもきっと今の私だから読みたいと思って出会えた本なので、心に残って何かのきっかけになる様にと思っています。
やっぱり子供と生きる事は、いろいろあるだろうけど幸せな事なんだろうなーと思って、少し辛くもなりました。
なんて素敵な父ちゃんなんだ。
心よりご冥福をお祈りします。
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言葉が生きている
【おもいの詰まった一冊】
・父親の生き様とは?を考えさせられる。
・今の時間を自分に透過する大切さを教えてくれた
・幸福とは、その瞬間
投資の話には経済の流れ、時間の流れ、世界の流れとつながる
言葉を再定義しシンプルに伝える
何が大事なのか?を問う
46歳の9月から読書を始めた
本を読む楽しさを教えてくれた貴女に感謝
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#経済評論家の父から息子への手紙
#山崎元
24/2/15出版
https://amzn.to/48jYkra
●なぜ気になったか
2024年初日に亡くなられた山崎元さん。余命を意識しながらの執筆で息子さんに何を伝えたのだろう。きっと僕にも伝わるものが含まれているはずなので読みたい
●読了感想
老後入口の身には同意できることばかり。キャリアプランに関しては、まさに書かれていることを意識したので、山も谷もあったが職業キャリアを楽しめた。働き始める若者にオススメ!
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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最初は文字も大きくシンプルな内容で期待してた分少し失敗したかな、と思ったがそんな事はなく、自分自身が余命あとわずかと知った時にここまで誰かに何かを簡潔に伝えることができるのだろうか、という点を踏まえて読むとすごく考えさせられたしためになった。
40代の私からしたら若い頃に読みたかった。
でも今これから自分の幸福のためにできる事はなんだろうか、と考えて生きる事はできるので後悔しないように精一杯やり遂げたいと思う。
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山崎元さんの本、何冊読んだだろう。大好きです。
息子さん宛に書かれたこの本は、気分よく生きていくために必要なことが簡潔に、でもあたたかい視点で書かれています。
もうおばさんの私も、明日から何か少し変わる想い。本当にありがとうございました!
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大変な状況にも関わらずやっぱり端から端までブレないヤマゲン節が貫かれていて頭が下がる思いで読んでいた。大学に進学されたご子息のために書かれた手紙が元となっているので、基本的にはこれから社会に出ていく若者向けではあるけれど感じるものはあると思うし、逆に近い年齢の自分が読むと仕事や投資について、自分はこのように覚悟を持って生きられているのかと自問自答するきっかけになる本。もちろん初めてヤマゲンさんの本を読んだり、経済、投資について基本を読みたいというニーズには合致していると思う。
他にも未読の本や映像があるのでそれらに触れてみたい。改めて山崎元氏のご冥福をお祈りいたします。
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辛く採点するつもりだったのに最後の手紙で泣いてしまったので加点。今読めて良かった。そして出来ることなら将来息子にも読んでもらいたい1冊。山崎さんのご冥福をお祈りします。
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父から息子に伝えたいライトな哲学書
全体から感じられるそこはかとない温かさが良い
具体的な内容は読んでみてください
1〜2時間で読めますし読みやすいです
私の勤める会社にもいらしたみたいで、大先輩という関係もちょっと嬉しく感じる内容でした
謹んでご冥福をお祈り申し上げます
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本書は文字も大きく、短時間で読了することができました。
印書に残ったのは、「経済は、適度なリスクを取る者にとって、有利にできている。」というフレーズです。
著者は本書の前半部分で、株式的報酬を取り込むことの重要性を説いていて、このフレーズの意味合いに合致します。
その他にも重要なフレーズが多くあったのですが、私的にはこのフレーズが心に一番刺さりました。
自分は今現在、適度なリスクを取って、勝負しているだろうか・・・
そんなことを考えさせられました。
著者は令和6年1月1日に永眠されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
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山崎さんが息子に伝えたいことを、本書を通じて教えてもらえました。
内容は四つに分かれていて、投資、職業選択、働き方、幸福論についてです。
ざっくりと言うと、投資はオルカン、職業選択ではリスクと引き換えに株式を貰える仕事を、働き方は細かなtipsがいくつか、幸福に一番重要なのは人に認めてもらえること、とのことでした。
働き方の章で、28歳が新しく仕事を始めるタイムリミットというのは、博士課程に在籍する身としては少し耳が痛かったです。(何歳からでも新しいことはできると思っていますが)
全体として話口調で問いかけてくれる本で、実際に父から話しかけられているような温かみのある本でした。
ガンで亡くなられてしまったとのことは非常に残念です。山崎さんの本を読んで積み立てNISAを始めたので、とても感謝しております。ご冥福をお祈りしています。
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*著者山崎さんのご冥福をお祈りいたします。最後にすばらしい作品を届けていただいたと思います。
文字サイズが大きいので、厚みの割に一気に2時間程度で読み切った。
読み終わった後で自問自答をしばらく続けてしまうくらい、分量に対して密度が高い良著。適切なタイミングにいる人がいれば是非進めたい。
下記いろいろ感想はあるけれど、あくまでこの本は18歳の息子に向かって書かれたものという前提で捉えたい。働き方・資産の増やし方は、その人がおかれている状況(年齢・手持ちの資産・職業など)に左右され、絶対的な正しい方法はないと自分は考えているけど、この本が想定しているタイミングでベストな動き方はできなかった。その点は自分のレベルの低さを認めないといけない。ただ、自分なりに右往左往しながら挑戦して、40台前半で今の状態にいることを、もう少し自分で肯定してあげないといけないな。そうじゃないと当時の判断を後悔してまう。
働き方について:
・株式性の報酬(ストックオプション等)も求めるとよい
今のところ、不利な条件で働いているなぁと実感。
・自分の不利を認めることは時に精神的に難しい。
最近もやもやしていることの正体の一部はこれかも。
稼ぎ方の戦略:
・ねらい筋B(サラリーマンが個人投資家としての成功を求める行為)は、リスクをとる勇気がない/出ないときに、せめて自分の金融資産にリスクをとらせる「臆病な」選択肢だ。
→ズバリと図星すぎて、この筋にいる自分にはちょっと頭に来る位だな。
一回サラリーマンになって生活が複雑になると、そこから抜け出すのは至難の業だ。
常々思っているけれど、サラリーマン生活から得られる安定には一定の価値があり、そうとうな金融資産が手に入らない限りそこから卒業できないのであれば、後は投資することでそれを目指すしかないと思っている。
・お金の運用の基本
1:生活費の3-6ヶ月分を銀行口座に入れる
2:運用資金は全額「全世界株式のインデックスファンド」へ入れる
3:運用資金に回せるものがあれば、同じものへ追加投資する
4:お金が必要になったら、必要になった分だけ取り崩す
→これだけ。非常に極論だけど、これから20代を迎える人に対するアドバイスとしては理にはかなっている。もう自分には無理なリスクの取り方だけれど。子供という究極のリスク資産かつ投資対象があると、金融資産をフルに市場リスクにさらすという方法が採れなくなる。それはこの本を誰かに勧めるときに言わなければいけないだろう。インデックスファンドはじめとした株式資産の組み入れ比率は、年齢とともに下げていくのが得策なのではなかろうか。
・28歳、35歳、45歳
ビジネスパーソンの能力上の全盛期は30代前半だ。
→これは自分の実感とも合致している。体力・経験・機会・勢いなど、ビジネス拡大に必要な要素がおよそよいバランスに存在している時期。ビジネスマンとアスリートには共通している部分が結構あると思うけど、全盛期が意外と早く到来するというのも同じだ。40代中盤にさしかかる自分は、これから次のキャリアも視野にいれて動くべきなのだろう。どうしたものか。じっくり考えていかないと。
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仕事や投資について、とてもわかり易く、気持ちの入った文章で書かれていました。この類の作品の中では出色だと思います。息子達に読ませたいけど、、、