- 販売開始日: 2024/03/08
- 出版社: 祥伝社
- ISBN:978-4-396-63660-9
ヒポクラテスの悲嘆
著者 中山七里
ミイラ化した死体は何を語る?引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。彼らは被害者か、それとも――。光崎教授が抉り出す、深い闇とは?浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込ま...
ヒポクラテスの悲嘆
商品説明
ミイラ化した死体は何を語る?
引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。彼らは被害者か、それとも――。
光崎教授が抉り出す、深い闇とは?
浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。
まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。
同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。
彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を?
だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけるが――。
死体は嘘を吐かない――傑作法医学ミステリー第5弾!
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良い本です
2024/09/28 16:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
引き籠りの家族を持つ家庭を描いた作品です。5話からなり、埼玉県警の熱血刑事と法医学教室の若手医師が登場して、事件の真相に迫ります。子育てを一生懸命やっているつもりでも、どこかで軌道を外れて、修正が困難になっていきますね。
引きこもりと家族
2024/07/07 18:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脱水餓死で冷房の効いたところで数日たつとミイラ化するのね、そんな死体が続いて持ち込まれます。
さて、今回は引きこもりとその家族の問題がテーマ。現代の社会問題ですよねぇ。
でも、家族が抱える問題はそれぞれ。うん怖い。
光崎教授は淡々と解剖し、古手川刑事は奔走する。
そして、古手川刑事と真琴さんとの掛け合いもイイ感じです。
シリーズ第五弾
2024/08/11 23:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
法医学をテーマとした連作短編集。展開がドラマチックですが、謎解きは解剖がメインなので映像化には向かないですね。
死体は嘘を吐かない
2024/07/02 21:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺あるいは殺人など様々な事件。警察小説だが実際は、浦和医大法医学教室の光崎教授が主役と言っていい。解剖の結果、警察が見落としていた犯罪を暴き出す。今回は、引きこもりを主なテーマに掲げ、親の老化と子供の行く末などを「7040」といった数字でタイトルにしたあたりが洒落ている。どんでん返しの帝王と呼ばれる中山氏としては、プロローグが少々で、物足りないと言えば……そこまで期待すべきではないか。
引きこもり中年に関する悲劇の短編集
2024/10/12 09:51
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
進学や就職で躓き引きこもりになった娘・息子が高齢になった親に家庭内暴力をふるったり殺したり、社会を恨んで無差別殺人に及んだり、反対に親に殺されたり、と悲惨な短編集でした。引きこもりのお子さんのいる人は恐ろしくてとても読めないと思います。発想のネタは農水省の官僚が息子を殺害した事件かな?
いつ、どんなきっかけで引きこもりになるかわからないので、他人事とは言い切れないところが怖い本でした。