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49件
法医学ミステリー「ヒポクラテス」
著者 中山七里
栂野真琴は浦和医大の研修医。単位不足のため、法医学教室に入ることになった。真琴を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎教授と「死体好き」な外国人准教授キャシー。傲岸不遜な光崎だが、解剖の腕と死因を突き止めることにかけては超一流。光崎の信念に触れた真琴は次第に法医学にのめりこんでいく。彼が関心を抱く遺体には敗血症や気管支炎、肺炎といった既往症が必ずあった。「管轄内で既往症のある遺体が出たら教えろ」という。なぜ光崎はそこにこだわるのか――。解剖医の矜持と新人研修医の情熱が隠された真実を導き出す、迫真の法医学ミステリー! WOWOWで連続ドラマ化!
ヒポクラテスの困惑
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ヒポクラテスの誓い
2016/08/09 08:30
法医学が好きかも
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺体からひも解かれる謎をつなぐ法医学ミステリー。医学部学生時代、ミステリー好きは法医学講義にのめりこんだものですが、一見事件性のない遺体から、声なき声を聞き取り、追及していくストーリーに、引き込まれました。
ヒポクラテスの誓い
2016/07/13 09:18
今作も♪
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった~。『ヒポクラテスの誓い』読んでいるうちに、冒頭で記述のあった誓いの意味がどんどん染みこむように心に響きました。医療ミステリー。次回作も有るんですね。刊行が待ち遠しい♪
ヒポクラテスの悔恨
2021/09/01 20:43
必要最小限の登場でもカッコイイ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
光崎教授がTV出演したことでテレビ局に予告めいた文章が届きます。
自然死・事故死に見える事案を強引に解剖に回すというテッパンストーリーを展開しつつ真犯人に行きつきます。
どんな名医も「失敗し、罵られ、絶望し、そして立ち上がってきた」という前置きがあるので、光崎教授、若い頃なにかしちゃった?と読者は頭の隅で思いながら読み進めるのです。
どうやら光崎教授も何か思い当たった様子。
とは言え、教授の出番はそんなに多くはないのですけど・・・最後の最後で美味しい所総取り。
解剖のオニ光崎教授の若手医師への優しさ、理不尽な殺人者への怒りが見えてカッコイーってラストです。
古手川刑事が上司の薫陶を受け、なかなかのやり手に成長。これからも楽しみ。