電子書籍
【期間限定価格】愛する人達
著者 川端康成
母の死後、母の初恋の人、佐山に引きとられた雪子は佐山を秘かに慕いながら若杉のもとへ嫁いでゆく――。雪子の実らない恋を潔く描く『母の初恋』。さいころを振る浅草の踊り子の姿を...
【期間限定価格】愛する人達
愛する人達
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
愛する人達 改版 (新潮文庫)
商品説明
母の死後、母の初恋の人、佐山に引きとられた雪子は佐山を秘かに慕いながら若杉のもとへ嫁いでゆく――。雪子の実らない恋を潔く描く『母の初恋』。さいころを振る浅草の踊り子の姿を下町の抒情に托して写した『夜のさいころ』。他に『女の夢』『燕の童女』『ほくろの手紙』『夫唱婦和』など、円熟期の著者が人生に対し限りない愛情をもって筆をとった名編9編を収録する。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「母の初恋」は、かなり怖い話
2022/12/06 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
氏が昭和15年に「婦人公論」に連載していた短篇群、解説の高見順氏は婦人雑誌への連載はあらさがしにやっきになっている世の評論家のその眼の外に置かれている安全地帯として気楽に書けたのがいい作品に繋がったのではないかと言ってる、なるほどである。あまりメジャーではないこの9作品のどれをとっても名品ばかりなのである、どの作品も気楽に読んでしまったけど、よくよく考えたら深い作品だなあ、女の人は怖いなあと思ってしまうのだ、「母の初恋」は、夫婦して、夫の死んだ元婚約者の娘を引き取って嫁に出すという心温まる作品と思い込んで読んでいたのだが、実は娘には思っている人があったようで、その思われ人というのは実は・・・、という展開。「あの時、私、奥さんは幸せな方だと思いましたわ」という娘のことばがおそろしい