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神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル 秋霖と黄金色の追憶
【電子版巻末にはくろのくろ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】慌ただしい夏が過ぎ、秋も深まる京都東山。神宮道のそばにひっそりと佇む探偵事務所で、弁護士志望の女子大...
神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル 秋霖と黄金色の追憶
謎解き京都のエフェメラル 神宮道西入ル 3 秋霖と黄金色の追憶 (ことのは文庫)
商品説明
【電子版巻末にはくろのくろ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
慌ただしい夏が過ぎ、秋も深まる京都東山。
神宮道のそばにひっそりと佇む探偵事務所で、弁護士志望の女子大生・ナラは、
ぐうたら探偵・壱弥とともに秋をめぐる様々な謎をひとつずつ解き明かしていく。
ある日、亡き祖父の遺品である懐中時計を誤って壊してしまった彼女は、
壱弥の紹介で街の小さな時計屋を訪ねることに。
しかし、そこに現れたのは壱弥の過去を知る人物で――。
京都が好きな人にオススメ! 京都在住作家が紡ぐ、
はんなりと優しい、心に沁みるライトミステリー!
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紙の本
待望の第三弾
2024/03/22 18:38
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
弁護士志望の女子大生と残念なイケメン探偵が、秋の京都を舞台に「想いのかたち」から謎を紐解いていくノスタルジックミステリ、第三弾。
今回もじっくり深く古都の情景とグルメと謎を楽しめる三本立て。今回は初めての探しもの以外の依頼や壱弥の過去の話もあり、普段はぐうたらな彼の思慮深さが覗けて、これまで以上に人間味を感じ、庇護欲のような不思議な感情がわいた。ナラもきっとこんな気持ちなのかもしれないと、また少し作品に惹き込まれた。
今作は大切な人の事をどこまで知るべきか、について考えさせられた。大切だから伝えたい、知りたい、という想いと、大切だから言えない、聞けない、という葛藤。雅やかな秋の京都の情景と共に、切ないジレンマが痛いほど響いてきた。
新しい気付きを得たナラの今後が楽しみ。