苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)
著者 南直哉
この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい――。「仕方なく、適当に」「万事を休...
苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)
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商品説明
この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい――。「仕方なく、適当に」「万事を休息せよ」「死んだ後のことは放っておけ」など、心の重荷を軽くする後ろ向き人生訓。死者を求め辺境の霊場を訪れる人々、逸話だらけの修行時代、よい宗教とわるい宗教、親ガチャや苦の正体――恐山の禅僧が“生老病死”に本音で寄り添う。
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苦しくても生きていけるように
2024/05/09 13:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
同世代であり、永平寺のダースベイダーとも呼ばれた南直哉氏のエッセイ。禅僧であるので、仏教がらみ、話題が多い。人が生きていれば「一切関係」なのである。喜怒哀楽といい、楽しいことがあるとしても、すべて「苦」だと考える仏教を基にして、苦しさと切なさを共有してくれる存在がいるかもしれないと思うだけで、生きていけるのかもしれない。彼は、修行するために、予め決意や核顔が必要とは限らず、修行しているうちに、決意や覚悟が出てくるのかもしれないという。人生の最終コーナーを回り始めた自分の前に、まだ人生を進む両親に悩む今日。