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かはたれ
河童族の生き残りの中で、人間でいうと8歳になったばかりの「八寸」と呼ばれる河童が、修行を積んで人の目から姿を隠す術を学ぶため、猫に姿を変えて人間の世界に送り込まれることに...
かはたれ
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かはたれ 散在ガ池の河童猫 (福音館文庫)
商品説明
河童族の生き残りの中で、人間でいうと8歳になったばかりの「八寸」と呼ばれる河童が、修行を積んで人の目から姿を隠す術を学ぶため、猫に姿を変えて人間の世界に送り込まれることになった。八寸は麻という女の子の家で暮らすことになり、母親を亡くしたばかりの麻は、猫の八寸に大いに慰められるが、ある日猫を洗ってやると、八寸は河童の姿に戻ってしまったのだった…。心の問題を抱える少女とかわいらしい子どもの河童とのユーモアと感動に満ちたファンタジー。
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紙の本
『かはたれ』
2021/07/09 20:59
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
河童族の生き残りがひっそりと暮らす散在ガ池(さんざいがいけ)
いちばん小さな浅沼に八寸というこどもの河童がひとりぼっちで住んでいた
長老河童に人間について学ぶ修行に出るように言われた八寸
「わしが、おまえを猫にしてやろう……肝腎なことは、正体を悟られぬことじゃ。万一、河童の姿に戻ってしまうことがあったら、そのときはもう身の破滅だと思うがよい」
猫の姿になった八寸が出会ったのは、母をなくし生きづらさをかかえる麻(あさ)という5年生の少女だった
麻の家で猫として暮らし始めた八寸
あるとき、水がかかった八寸の姿が河童に……
大船の散在ガ池を舞台にした、あたたかく、しずかな感動を呼ぶファンタジー
2005年刊の単行本は第35回児童文芸新人賞、第39回日本児童文学者協会新人賞など数多くの賞を受賞した朽木祥のデビュー作
オリジナルの刊行から16年
カバーの雰囲気も一新し手にとりやすい福音館文庫になって再登場、2021年6月刊
タイトルの「かはたれ」は「彼は誰刻(かはたれどき)」から
『かはたれ』から4年後、中学3年生になった麻も登場する『たそかれ』もあわせて読みたい一冊(こちらも文庫化されるといいな)