「違和感」を覚えるセンスを磨こう
2024/04/09 18:18
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のトピックス(能登半島地震、NTT民営化、ウクライナ紛争、中東情勢等々)を題材に、物事を深読みするノウハウを指南。とにかくタイムリーな題材ばかりでとても参考になりました。例えば「災害や芸能ニュース等でニュースが一色になった時は、違和感を持つ」「国民や野党議員にチェックされたくない法案ほど、スピーディに成立」「ニュースから個人を取り除くと先入観が外れる」。そして最も大事なのは「違和感」を覚えるセンスと違和感の根源を探る探究心でしょうか。情報をつい鵜呑みにしてしまう私には難しいかもしれません。
「違和感」を大切にしよう
2024/05/28 05:46
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は同調圧力の強い国だったが、最近とくにひどくなっているように感じていました。
天邪鬼と言われても「違和感」を持つ事を大切にしないと思った
軍産複合体という言葉は知っていたが、デジタル版軍産複合体ともいえる「検産複合体」は知らなかった。
EU版農民一揆ともいえる活動も知らなかった。
自分を守るためには「違和感」を大切にしてさまざまなアンテナを張らないといけないと思った
情報に接したときの違和感を大切に
2024/04/18 13:32
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースメディアやSNSに出現する記事に、ふと違和感を抱くことはある。その原因というか根拠が、よくわからなかったが、本書により、その違和感こそが大切であり、自分で調べ考えるという行動に変えることにより、成熟した社会人の力を得ることになることを知った。過去に見聞きした大量の知識や情報が作り上げた脳内フィルターを通して、物事を視てしまう。そんな先入観を外す努力が必要だ。
モヤモヤは続く…
2024/05/27 11:34
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投稿者:まりもパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作者の著書では毎回そうであるが,日頃のモヤモヤした違和感について,その本質や見えないところでこっそり進む諸課題について,明確に解き明かしてくれるのはとてもありがたい。ただし,それでスッキリするかと言えば,より多くの問題点を知ってしまうことにより,また,一国民としてなかなかその解決に寄与できないもどかしさで,さらにモヤモヤ感が高まってしまうのが残念。
でも,政府や政権与党のやっていることが何かおかしいとすこしでも思っているすべての方々には必読と考えます。
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溢れている身の回りの情報に惑わされる事なく、自分で考えて自分なりの意見を持つこと。
これからの自分の生き方に影響する。
メディアから流れるものを「そうなんや~」と鵜呑みにしない様に気を付けていこう。
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ショックドクトリンに続いて2冊目。
本作もとても読み応えのあるものでした。
多くの人に是非手に取ってもらいたい。
読みながら、ちょっと辛くなることも。
でも希望を持てることも書いてあって救われることも。(p121カミチクホールディングスの話。)
NTT法のことや、日本の農業法のことはTwitterのおすすめやトレンド(個人によって変わる方?)で見かけていましたが中身がよくわかりませんでした。
この本を読んで、恐ろしい内情について知ることができ反対の声を上げていかなくてはと思わされました。
4/22現在、日本での共同親権の法案が異常なスピードで可決に向かっていますが、反対派の人が必死に声を上げ続け、認知度も高まってきて反対署名も増えている動きには感動を覚えました。油断ならない時ではありますし、相変わらず苛立つ理論展開をする自民党議員、賛成派の人には腹立ちますが、声を上げる人の多さに感動をしたのです。各地の弁護士会からの反対声明なども。
日本は本当に地獄だと思っていましたが、この本を読むと同じように(日本よりも少し先に?)海外の色んな国で苦しめられ声を上げ変えてきた人たちがいたのかと思うと、勇気が出るような気がしました。
日本だけじゃないんだ、声をあげれば変わることもあるんだ、と。
というか、まともな倫理的思考回路であれば、同じ轍は踏まないとして先に結果が出てるならば違う対応を、良い対策を、となるはずがそうなっていない時点で日本政府の総理や大臣などが日本国民を思っていないことなど明らかなこと。
そこにショックを受けてる暇はなく、おかしいと思う自分の感覚を元に声を上げていかなきゃいけないんだなと思う。
オードリータンの本で、日本は官僚や地方自治体が凄いのではと書いてあった気がする。その通りな気がする。国がダメダメでも地方自治体で、踏ん張って抗っていきたい。
二酸化炭素削減の話で農業や日本の自動車産業が苦しめられるのはおかしな話だなと思う。
ラスベガスにあるスフィアの電気代が怖いんですけど…あれ要る? 技術革新とかそんなこと言ってるより食べて生きる方が大事では…?
ゆくゆくの未来では、本物の野菜は食べられなくなるのかもしれないとふと思うことがある。ヱヴァQみたいなペーストご飯とかになったりしてって。そんなの嫌過ぎる。
老人の政治家がいなくなったら、、と思っても岸田ジュニアみたいな非常識人間が若い世代にいるので楽観視もできない。
だからといって、日本は終わりとか短絡的に刺激の強い言葉で貶めるのは、もうやめようよと思う。
日本の良いところも、残すべきところも、むしろ世界に見習ってほしいこともある。そしてそれは多分どの国も一緒なんじゃないかな。
多様性といいながら、静かに統一化されていく、あたかもそれが正しいかのように。そんなムーブメントは早めにおかしいと気付ける危機意識を無くさないようにいたい。
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ニュースを見ていて、ふと感じる違和感を大事にし、身を守るべきとの観点から書かれた本。
特にアメリカ政府がSNS企業に圧力をかけ、情報を操作したり、デジタル検閲や言論統制していることに警鐘を鳴らし、日本でも新型コロナワクチンの副反応や災害、農業などの情報公開に違和感を持ち、鋭い突っ込みを入れる。
他の著書でも訴えている水道や農業の民営化、外国資本、パソナへの憂いもあちこちに散りばめられている。
違和感をそのままにせず、勇気ある行動を起こし、職場や行政、国、ゆくゆくは世界を変えていくであろう事例も挙げ、熱の入った書きぶりになっている。
違和感を感じたら、自分なりに情報を集め、他人の意見を聞きながら、賛同が得られれば、何かアクションを起こす、小さい違和感でも大事にして、こういう意識を持ちたいと感じた。
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文化放送
「村上信五くんと経済クン」
ゲスト 堤 未果 さん
(2024年04月27日放送)
120
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能登半島地震による被災の酷さが続く中、経団連の新年会に出席する総理。自然災害に弱いことが判明していながら、東京都で義務化される太陽光パネル。世界から続々と失敗事例が報告されてもなお進められる水道民営化。…イスラエルがガザ地区でジェノサイドを続けるのは何故か?プーチンをウクライナ侵攻に搔き立てたものは何か?「戦争は入り口ではなく出口をみる」。その時株価は動いた。…あらゆる角度から情報を伝えねばばならぬはずの報道。最も違和感を覚えるもの、それはマスメディア。裏金問題のまたその裏で着々で企みが進められている。
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ちょい難しかった。
法律とか国民に都合の悪いものに変わるタイミングは、スキャンダルとかでかき消されたりしている。
SNSの自由度も国によってはチェックが厳しかったりする。
色々、違和感を感じる意識、なぜなぜを持ち考える習慣は大事と思うが、ただの不満や文句を溜め込んでも意味ない。政治、選挙のタイミングまでにきっちりした情報を得ておくこと。違和感を受けて身近な出来事に対して、できることを考えるのが大事。
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国民の違和感は9割正しい
堤未果
恐怖が作り出す思考停止はビジネスになるので、スマホの中は恐れや不安を刺激するものでいっぱいです。SNSで最もスピーディーに拡散されるものも怒りと恐怖。
(民は愚かで弱いという思い込み)は、私たちがそれを受け入れて自信を失い、無力なままでいる事で得をする誰かからの刷り込みに違いない事を理解する事。
水源や、NTTを勝手に売買する今さえ良ければ(儲かれば)良い為政者達。
デジタル検閲を進める権力者達。
Twitter社に圧力を掛けたアメリカ政府。日本政府も同様な事を行なっていたそうです。
既存のマスコミもSNSも通常の方法での視聴では勝手に洗脳、情報操作されてしまうという現実。
アナログかも知れませんが、気になる本、気になる人の本を読むことが世界や世の中で起きてる本当の事を理解する唯一の方法かも知れません。
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同著者は直近(今年2月)の社会事例を踏まえた、今、を書き切る、という信頼から書店でも本を取りやすかった。一方で、反体制の根拠として出てくる一般人のコメントについて、一部そのコメント出典がないものがある(オーストラリアの農場経営者である@@氏、という添え文のみ)。特に農業政策・国際動向に関するテーマで、その傾向が強く、著者の主張を少しでも補足できるものを厳選している、まさに「違和感」あり。
さりとて、終章の締めは非常に示唆に富んでいた。
「恐怖が創り出す思考停止を回避する術として、中途半端に抵抗せず、思い切って怖がること。感情は感じきること消えるものであり、それにより、注意が再び戻り、直感の冴えた自分軸に戻れる。」
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ニュースに違和感を持てるのは健全な証拠。特に法改正は本当にそれは今の法律では出来ないのか? という観点がで疑う。
もう一つ、ニュースは感情が動くように報じられる。感情が動くと真実が隠されてしまうその方法は個人を特定してニュースにするという方法。対策は固有名詞を除いて文書を作り替えて読む。
例、イーロンマスク→男性経営者
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世の中
善か悪か
ゼロか100か
だけでは割り切りないけど
ものの見方に先入観ってありますよね
私達はニュースをみると
今までの人生の中で見聞きした情報や
経験から作り出した
価値観のフィルターを通して
物事を判断してしまう
結論を焦らず
価値観を一時停止して
そこに至る
できるだけ多くの情報を集めて
自分の中のフィルターを
一枚一枚剥がしながら
自分軸に戻す
ことが必要なんだろうね
違和感とはなんなのか?
よくわからないけど
表面情報だけでなく
よく考えることが大切なんじゃないかな
感じる一冊
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「〈違和感〉を覚えたら、まだ大丈夫。感じる力が働いていることは、思考停止した受け身の消費者でなく、血の通った身体と健やかな心がある、人間である証拠です。〈民は愚かで弱い〉というのは、私たちがそれを受け入れ、自信を失い、無力になることで、得をする誰かからの刷り込みにすぎません」
「私たちが、今この瞬間に意識を向け、自分の頭で考え、次の現実を決める力を手放さないかぎり、未来はいくらでも創り出してゆけるのです」
巻末のこのことばを大切にしていきたいと思います。
主権者として。
ナオミ・クラインが好きですが堤未果さんも鋭い触覚をさらに磨いて肉付けを豊かに展開してほしいなと希望します。