- 販売開始日: 2024/04/17
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-386722-1
終活シェアハウス
著者 御木本あかり
女4人で272歳。終の棲家に立退き迫る!私たち、まだまだ人生諦めませんから!東洋文化大学の学生である速水翔太は、風変わりなアルバイトをしている。自称料理研究家の奥村歌子さ...
終活シェアハウス
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商品説明
女4人で272歳。終の棲家に立退き迫る!
私たち、まだまだ人生諦めませんから!
東洋文化大学の学生である速水翔太は、風変わりなアルバイトをしている。自称料理研究家の奥村歌子さんを始めとした女性三人のシェアハウスの秘書、要するに小間使いだ。私立女子校時代の同級生である68歳の三人から無理難題を押しつけられてもバイトを辞められないのは、歌子さんによる賄い(お酒付き)が美味しすぎるから。そこに新たな同居人・緑川恒子さんがやってくる。彼女は認知症の初期で、帰り道が分からなくなることもしばしばで…。さらに歌子さん所有のシェアハウスにも売却の危機が迫っていた。
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終活シェアハウス
2024/05/06 13:29
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投稿者:Sunuhiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポがよく楽しい会話が続き、お婆さん達の生活に自然に引き込まれる。老いて尚、それぞれに自分らしく元気に生きようとするお婆さん達に、少し痛々しさを感じつつ、共感し、応援してしまう。
いつも美味しそうな料理、デザートを用意したり、食べながら、会話が進んでいくので、料理が触媒となって、日常的な出来事がより深化し、それぞれの人生と結びつき、次の展開を期待させ、飽きさせない。 気の合う仲間と一緒に美味しい料理を食べ続けることは、元気に生きていく活力源であることを改めて感じさせます。“人生の最後を同級生と一緒に楽しく暮らす”、現実にはありそうであり得ない生活を明るく、時々切なく描く楽しい小説。