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- 販売開始日: 2024/06/03
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- ISBN:978-4-7664-2963-3
〈声なき声〉のジャーナリズム
著者 田中瑛(著)
SNS時代のジャーナリズム論誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべ...
〈声なき声〉のジャーナリズム
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商品説明
SNS時代のジャーナリズム論
誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、
ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、
マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべきなのか。
『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、情報の送り手と受け手の関係性を編み直し、ジャーナリズムが〈声なき声〉をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。
そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。
そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
目次
- 序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか
- 第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治
- 第2章 「声なき声」と娯楽化する政治――『虎ノ門ニュース』における「読解の肩代わり」
- 第3章 公共サービスメディアの葛藤――『ハートネットTV』におけるメッセージ性と「真正性」の調停
- 第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV?――『クィア・アイ』における「裏側の物語」と連帯の政治
- 第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す――対話の場を紡ぐための役割
- 第6章 「真正性」の政治を内側から攪乱する――オルタナティヴなメディア環境はどのように可能か
- 補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論――メディア・ワークショップの設計と批判的考察から
- 結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて
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