満月珈琲店の星詠み～月と太陽の小夜曲～

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シリーズ6作目。こちらでシリーズはひとまず締めくくりとなるのだそう。まだ最終巻ではないそうなので、ホッとした。
最初にあった今までの人物相関図がわかりやすくて、とても役立った。
たくさんの人が繋がって今作でも登場していたけど、かなりの割合で忘れていたので。
今作は主に出版社が舞台になっていて、本好きには特に楽しめる一冊。
物語に織り交ぜられている星詠みも面白かった。
これからの「風」の時代、心の喜びや目に見えないものの価値が高まっている実感がある。また色々調べてみたくなってきた。
このシリーズを読むたびに、占い本を手に取っている気がする。

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大好きなシリーズを読めることの嬉しさが爆発。

こんなにも温かい文章を書ける望月麻衣さんはどんなに素敵な方なんだろう……と考えてしまう。

今回の登場人物は『本』が共通していて、本好きにはたまらない一冊。過去の登場人物も出ていて思い出しながら読むことができた。悩み、もがきながらそれでも前に進もうとする姿に胸が締め付けられ、何度も目頭が熱く、視界がぼやけた。

満月珈琲店の星詠みを全て読んでいるが、どの作品でも自分を、気持ちを、心を大切に。そう伝えられている気がする。

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感想
寄り添う月。太陽のように強く輝くことはない。だけどいつもそこにいて優しく照らしてくれる。ここは人に寄り添う喫茶店。誰にでも優しく。

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6巻目。

今回は自分を蔑ろにしている人たちに向けてのテーマかなと思いました。
特に共感したのは、橋本静江のが呟く『いいね』『羨ましい』『やっぱり世の中は不公平だな...』。
よくも悪くもなんですが、人間て自分よりも優れてる人を『比較』してしまう（もしくはされてしまう）んですよね。
そういった場面を人生生きていく中で必ず遭遇をしてしまうのが人生でどう乗り越えるかっていうところなのですが。

結論を言えば自分は自分・他人は他人でいいなと。
それぞれ個性が違うのが当たり前なわけで、他人と同じように合わせるのは難しい。
それに気づかずに生きていくのって逆に生きづらくなるんですよね…。
ルナが自分に伝えているかのような気持ちになって
我ながらハッとした部分であり、蔑ろにしてきてるなと反省しました。

シリーズで読んできてますが、自分への気付きとしてのバイブルだと思います。
とりあえず最終回でなくて良かった（笑）

最後に…この6巻目を読む前にですが、登場人物が1〜5巻に出てくる人との伏線があるのでシリーズで読んでみるとより深まると思います！

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西洋占星術では、産まれた時の太陽の星座だけでなく、月や惑星の位置をホロスコープに描いて占う、ということは聞いたことがあります。今回は、月の位置が示す心の願い、そしてここ数年で星座を移動する大きい惑星がもたらすものがテーマになっています。登場人物たちの運命が大きく動きます。今までで一番心が震えました。

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横浜が舞台で満月珈琲店のワゴンがとてもイメージにぴったり合っていた。猫の姿の店員さん達に今回も癒され、メニューもキラキラしてて素敵なものばかりで是非ワゴンに遭遇してみたい！
やはりきちんと言葉にしないと伝わらないと改めて思った。

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1巻から読んでる人にはとても嬉しいまとめに近い感じ。色んな物語から登場人物が再登場していて、あの時の話はこうだったと思い出しながら読めて楽しかった。
色んな形のハッピーエンドが詰まっているから読んでいて心地よかった。

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【累計50万部突破！ 大人気シリーズ第６弾】26歳光莉は横浜の赤レンガ倉庫に現れた星遣いの猫たちに、人生を好転させる鍵を教わる。読むだけで元気になる占い＆スイーツ物語。

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自分の叶えたいことを無理と諦めずに、全部叶えよう！と欲張っても良いこと。
自分をたくさん褒めてあげること。
小説でよく描かれるテーマだけれど、占星術を交えて説明されると、そういう星のもとに私はいるんだ、天体の世界では今そういう時代なんだ、と説得力が増してくる。
飲み物やデザートのイラストが、今回もどれも美しくて、見ているだけで幸せな気持ちになった。

前の巻の登場人物が深く関わってくる話だったので、巻頭の人物相関図が、個人的に嬉しかった。

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シリーズ第六弾。

三毛猫マスターと星遣いの猫たちが、星詠みと極上スイーツで、悩める人々に気づきと癒しを与えてくれる〈満月珈琲店〉
今回は横浜を舞台としたストーリー四章立て（＆プロローグとエピローグ）となっております～。

あとがきで著者の望月さんが書かれているように、本作は一巻から紡がれてきた物語のまとめとなるとのことで、これまで登場してきたキャラクター達が繋がり合ってくる為、巻頭の人物相関図が大活躍でございます。

さて、今回の内容はシリーズ三作目に登場した作家の二季草先生の新作『君と僕のカノン』の出版と付随するイベントを軸に、2020年から2024年にかけて展開していきます。
メインとなるのは『君と僕のカノン』の出版を手掛ける〈春川出版〉に勤める、新人編集者・光莉さん、編集部長・草刈さん、光莉さんの先輩でベテラン編集者・静江さんの物語で、共通しているのがそれぞれ家族に対して抱えている想いがあるのに伝えられなくて、モヤモヤしてしまっている点ですかね。
特に、（第三章で）静江さんの抱えていた"不公平感"は、誰しもちょっとは感じたことのある"あるあるネガティブ"って感じで、それだけに星遣いのジュピターの
「世の中、不公平で溢れてしまうということは、あなたが、自分を蔑ろにしているからかもしれないわね」
・・と、いう台詞には刺さるものがありました。

そして、例によって三毛猫マスターや星遣い達が教えてくれる、占星術を使ってのアドヴァイスが人生好転のヒントとなって前向きになっていく流れなのですが、この星詠みのパートも毎回楽しみなんですよね♪
私もこのシリーズを読む時は自分のネイタルチャート（ホロスコープ）を手元に用意して、"ふむふむ・・私の場合は太陽が射手座で月が水瓶座だから・・"なんて感じに、楽しく参考にさせて頂いております～。

ということで、今回も皆がハッピーになって何よりでした。
あ、そうそう、二季草先生も藤子さんと幸せそうに暮らしていて良かったですね～。
で、前述したように本書は今までの登場人物達がリンクしあって（思わぬご縁もあり）、エピローグではまさにオールキャスト「同窓会（又は感謝祭）」のようだったので"もしや・・この巻で完結なの？"と思ってしまったのですが、あとがきによると、"今までの締めくくりではあるけど、最終回ではない"とのことでしたので、ホッとしました。

そして忘れてはいけない、桜田千尋さんの素敵なイラストでお馴染み〈満月珈琲店〉名物・極上スイーツもどれもこれも美味しそうで、特に「満月のランタンパフェ」「夜景のフルーツケーキ」に惹かれました～。

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まとめのような回でしょうか？
星たちの思惑があるのかないのか分からないような動きが好きです。

ところどころ、人間関係複雑すぎて怪しいところもありますが楽しく読めました。
やっぱり表紙と扉が最高！！
吸い込まれそうです

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この作品がいちばん読みやすいと感じた。
満月珈琲店シリーズは全部制覇してるけど、この作品がいちばんすきかもしれない。
わたし自身、このイラストがキレイで知人におすすめしたらこの子もすきになってくれたからまず、イラストが素敵すぎる。

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前巻までの登場人物を忘れていて分かりにくいところもありましたが、満月珈琲店のメニューは存分に楽しめました。
変わらずのイラストの美しさ、西洋占星術の知識、他にない面白さでした。

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気持ちを切り換えるのに必要なもの
環境の変化、周りの助言、切り換えたい想い
そして 美しくて美味しいもの

眺めているだけで幸せになってくる
飲み物とスイーツたちに
癒される時をすごせました

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望月麻衣『満月珈琲店の星詠み～月と太陽の小夜曲～』
2024年　文春文庫（文藝春秋）

大好きなシリーズ第6弾。
これまでの５作品での登場人物たちがオールキャスト的に描かれていました。こういうつながりで広がっていくのかとわくわくしました。
西洋占星術をモチーフとしているけど、前作くらいから良い意味で世界観に占めるその割合が落ち着いた感がします。その分、人物たちの今にフォーカスされて物語の深さが大きくなっておもしろくなったと思いました。
生きることって本当にいろいろあるよね。
でもそんな心がちょっと疲れた時にとても癒されます。
ただ、でもこの内容だとこれで完結編になってしまうのかなと少し寂しく思っていたら、あとがきに完結ではないのでという言葉がありホッとしました笑
次回作も楽しみにしたいと思います。

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