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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒト、サル、ワニで分かれているという考え方がとってもわかりやすくて頭に入ってきやすかったです。斬新でいい考え方。
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人間の脳にある複数の言語層を、その進化順にワニ脳、サル脳、ヒト脳とし、それぞれの特徴に合わせたコミュニケーションを指導する良書。いくら論理的に話しても伝わらず苦労している人は、試す価値がありそう。
これは、ワニ脳やサル脳が悪いという話ではない。脳は人体で最もエネルギーを消費する器官のため、強いストレスや生命の危機から脳を守るための省エネモードとして必要なものなのだ。だから、ひどく疲れた時にコミュニケーションが億劫になるのは精神力が弱いのではなく、脳の自衛本能が正常に動いていることの証である。
本書を通じて、「同じ人間ならば論理的な話は通じるはずだ」という思い込みを思い切って捨てられる良いきっかけになった。
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話が通じない時はワニかもしれませんという話。発想が斬新で面白かった。
人間の脳はヒト脳、サル脳、ワニ脳の3つに分かれる。ヒト脳は論理的に考え、サル脳は感情的に反応し、ワニ脳は本能で動く。アルコールを飲んだり、ストレスが溜まると、ヒト脳から停止していく。誰もがこの3つの脳を使い分けながら行動しているという。相手がどの脳の状態なのかを見極め、それに合わせた対応をすると相手との関係が上手くいく。相手をヒト脳の状態に誘導することが重要だと感じた。
後半では、人はネガティブな話に反応しやすいが、ポジティブな話をすることで関係が良くなることが述べられていた。まずは自分の状態を整え、良い影響を与えられるようにすることが大切だと思った。
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1. 伝え方の重要性
- 伝え方は「受け取られ方」を決定する要素であり、言語だけでなく非言語も含まれる。
- 人は数秒で相手を判断し、言葉の7%、表情の55%が重要であることが示されている。
2. 脳の構造とコミュニケーション
2.1 ワニ脳、サル脳、ヒト脳
- ワニ脳: 最も古い脳層で、恐怖やストレスに対する反応を司る。
- サル脳: 感情や直感を処理し、他者との感情的なつながりを重視する。
- ヒト脳: 論理的思考や分析を行い、筋の通った話し合いを可能にする。
2.2 脳のモードとコミュニケーション
- 状況に応じて、どの脳(ワニ脳、サル脳、ヒト脳)を活用するかがコミュニケーションに影響する。
- 信頼関係を築くためには、相手の脳のモードに適した言語(ワニ語、サル語、ヒト語)を選ぶことが重要。
3. 非言語コミュニケーションの力
- ボディランゲージや声のトーンが言葉以上に重要な役割を果たす。
- ポジティブな表情やトーンが、相手の脳に良い影響を与え、理解を促進する。
4. 言語の選び方と伝え方
4.1 言葉の選び方
- 相手を主語にするのではなく、自分を主語にして話すことで、攻撃的に受け取られないようにする。
- ポジティブな言葉を使うことで相手の反応を良好に促すことができる。
4.2 要望の伝え方
- 要望は柔らかく伝え、選択肢を与えることで相手が応じやすくなる。
- 「ノー」という言葉を避け、「イエス」で始めることで相手の気持ちを和らげる。
5. コミュニケーションスタイルの調整
- 相手のコミュニケーションスタイルに合わせた言葉遣いやペースを意識することが、人間関係をスムーズにする。
- 自分のスタイルを脇に置き、相手のスタイルに応じた接し方を心がけることが重要。
6. まとめ
- 本書では、伝え方の重要性、脳の構造、非言語コミュニケーション、言葉の選び方、コミュニケーションスタイルの調整が強調されている。
- 効果的なコミュニケーションには、相手の脳のモードや感情を理解し、適切な言語や方法で接することが求められる。
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ゆるい表紙の絵に惹かれて読みましたが、脳の仕組みやコミュニケーションについてとてもわかりやすく書いてあり、よかったです。
内容は多岐にわたりますが、印象に残ったのは、話し相手の話し方や機嫌を受け取って自分が反応してしまうというのはミラーニューロンというものが関わっている、ということでした。
また、"ストレスの程度は、ありのままの現実に加え、あなた独自の解釈に基づいた対応で決まる。悩みの原因は出来事ではなく、出来事の解釈だ""自分の限界を知っているのは、自分だけ"というのも印象的でした。
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まじで勉強になりました
めちゃくちゃお局にガミガミ言われてた時まじで自分ワニ(凍結)になってたな
久しぶりにこういう系の本で納得できてよかった
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対人コミュニケーションのコツをまとめた一冊。
脳の働きから人との接し方まで、わかりやすく説明されている。
人の脳は、理性的なヒト脳、理性を欠いたサル脳、生存本能を最優先するワニ脳、の状態があるらしい。
自分と相手の脳の状態を見極めて、適切に接することができれば、無駄な争いや疲弊を避けることができる。その考え方を提示してくれる。
ヒト語を話すワニがいたり、ワニ状態の人にワザとヒト語を使い逆上させて叩く人がいたり、身の回りに嫌なヤツが沢山いる。
そういう連中への対処方法を知りたくて読み始めたものの、柔よく剛を制すではないが、正面からぶつかるんでなくて、こちらが考え方や見方を変えることで、負担や疲弊を減らせるのではなかろうか、と思えるようになった。大変参考になった。
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爬虫類(ワニ)の時の脳、猿になった時の脳、人間の脳。この3段階を人間は行ったり来たりしているみたい。
ワニ相手に人間が話すことの難しさも同時にわかりました。自分はワニだと自覚している人に人間が伝えても、ご高説にしかならないわけだ、なるほど。
ワニは逃げるか攻撃するかなど選択肢が限られるようだし、ワニにサル、人間になってもらうことの難しさが身に染みつつ、人間はもっと知恵を駆使する必要があるのだな!
飲み会は猿になって自分の気持ちを聞いてもらうための手法なのだなとも理解しました。
自分でストレスを溜めちゃう人はなかなか人間でいられないね。自分を大事にしよう!
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前半1/3と後半1/3は未知の視点の話で面白かった
ヒト、サル、ワニ脳
ドリス、アイダ、フレディ、アレックス
とっつきやすいところから取り入れていこうと思える内容だった(どこがとっつきやすいかは個人の特性に大きく関わると思う)
「相手を理解するには、まずその人の靴を履いて1マイル歩かなければならない」
要所要所にドキッとする文が散りばめられてる良書
とりあえずカバーはずしてみてほしい!
…ワニ皮っぽい特殊紙のチョイスが好き!
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人事や総務で働く会社員にはかなり優秀な教材になると思う。
出来たらこれから社会を背負う20代、30代に読んで欲しい一冊。
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職場の悩みは仕事内容よりも人間関係の悩みの方が深刻です。
私も上司に怒鳴られてびっくりして返答できなかったことがありました。
いつもは優しい上司が、私の意見に対して「お前は全く変わらんな!!」と怒鳴りつけたのです。
「何でそんなに怒られたの?お前ってひどくない?!」と考えれば考える程眠れなくなりました。
「相手は人か話が通じないときワニかもしれません」(サンマーク出版)を読んで
「あっ!あの時上司はワニだったんだ」と腑に落ちました。
脳には「理論」「感情」「本能」をつかさどる3つの層があります。
そしてこの3つはアルコールとストレスの影響を受けやすいです。
3つの層をわかりやすく言いかえると
◉理論→「ヒト脳」
◉感情→「サル脳」
◉本能→「ワニ脳」
になります。
それぞれの脳で対応の仕方を変えないといけません。3つの言語を学ぶことが必要になります。
ヒト語は筋のとおった話。自分の行動を予測して複数の視点で考えることができます。
サル語が必要なときは感情を表に出したくなるとき。結論を急がずに共感と理解を示すように話します。
ワニ語は単純で短く具体的に何をすべきか指示を与えます。
ストレスや疲労がたまっているときに、頭がうまく働かなくなります。
最初に機能しなくなるのはヒト脳です。
頭が1番働いてほしいときなのに!!
忙しい時ほど難しい案件に取り組んでいることが多いです。
私は介護老人保健施設で支援相談として相談業務を行なっています。
担当の利用者さんに急変があり入院調整を行った後で、まだバタバタしていて落ち着いていない時に他の利用者さんの家族さんから
「ちょっと相談したいことがあるんで聞いてください!」と言われたことがあります。
普段なら親身に対応できるのですがこのときは当たり障りのない適当なことを言ってしまい後で後悔しました。
「何であんな対応したんだろう。相談員失格やわ」と落ち込みました。
私のこの時の素っ気ない対応や、上司が私に威圧的な対応をしたときはヒト脳は機能を停止しワニ脳になっていました。
私たちは仕事や私生活でヒト、サル、ワニの間を行ったり来たりしています。
「あっ、今私はイライラしてワニになりそう‥少し休憩しよう」
「この人は今ワニだな。今話してもダメ。落ち着いてからにしよう」
など、自分や相手が今どの脳が機能しているか考え、3つの言語を使い分けて対応できれば人間関係はうまくいきます。
この本で私は人間関係の鉄則を学ぶことができました。
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対人関係のアルアルを意外な表現でわかり易く書かれていて、客観視できるようになれた良書。
ただ最初、腑に落ちる事ばかりで、とても面白かったのだが、後半は別の言い方で詳しく述べられているだけのような気がする。自分自身の脳内を理解しようというスタンスにかわっていった感じで、中弛みしてしまった。
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・ワニが求めるのは明確な指示
・サルが求めるのは理解と共感
・ヒトが求めるのは客観的な問題把握
・オープンなジェスチャー
・相手の方を向きアイコンタクト、手のひらを見せる
・物を伝えるために表情を使う
・悪い話をする時、まず相手がワニだと思って端的に伝える、相手のペースに合わせて、ワニ、サル、ヒトを使い分ける
・チームメンバーには最初バリデーション(相手の話を聞いていると伝えること)が必要、まず自分をゼロにして相手の言葉をそのまま受け入れて、理解を示す
・解決思考で考え、提案する
・期待は伝染する、期待はその期待に応えたいという慾求を生む
・お日様脳スイッチを入れるために①どうすれば解決するかに目を向ける②イエスもまず答える③私を守護にして自分の立場で伝える④理由を伝える⑤シンプルを心がける
・どんより脳を起動させないために、できることに目を向けて自発的な言葉を使う
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他者との向き合い方について、相手がどのような思考をしているか考えることが大事で、動物を用いた説明は分かりやすかったです。
対して自分自身にとっても感情の変化、どの動物に自分がなっているかを理解することで、他者にも向き合いやすくなることが印象的でした。
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何も言い返せなくてフリーズしたり
逆に言わなきゃいい事を言ってしまったり
言われたことを勝手にマイナスに捉えてどんよりしたり
思い当たりがありすぎることを理論的にわかりやすく説明してくれるのですごく腑に落ちる。
脳の仕組みでそうなるなら、
そうならないように対策すればいい対策も書いてあるので
自分がワニになりがちな人も読むべき。
結局全ては休息して自分をいたわり、ご機嫌にしておくことが大事なんだけど
この本よんでから気分がどんより方向にいきそうになったら
自分でご機嫌に軌道修正するようになって
人前でウダウダしないようになりました