くじけないで みんなのレビュー
- 柴田トヨ(著)
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紙の本くじけないで
2011/02/06 10:32
我々はもっと人生を楽しんでいいし、チャレンジしていいんだ、って感じました。
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
我々にとっては人生の大先輩となる方の、処女詩集が世に出た。
そこに書かれた一言・一句、とても重みがある。
「9?年生きてきた私にも山ほどある・・・」という言葉には、数歳上の上司やましてや同期や友人のアドバイスには含まれない、貴重な経験が言葉にずっしりと乗っかっている。
驚いたのは、もうすぐ100歳にもなろうという方も、決して我々と異なる事なく、人生に苦しみ、いかに人生を楽しもうとしているか、という事。この歳になってようやく気付くこともあるみたいだ。我々が人と比べて自分の能力が劣る事に気付き、あきらめてしまうのはあまりにも尚早な決断なのかもしれない。気付いた今、取組み初めても良いのかもしれない。
今年45歳になろうという今、また定年を迎える世代の方、今後何年の人生が残されているのかは判らないが、今取組まない事を歳のせいにしない事が大事な様に感じました。我々はもっと喜び、楽しみ、悲しみ、嘆き、後悔し、そして色んな事にチャレンジすればいいんだと、感じました。
自分より歳をとった方の熱意や感情に触れると、日常に流されている今の自分の生き方がもったいなく感じられました。
紙の本くじけないで
2011/07/30 18:03
何歳になっても「お母さん」に甘えたい。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
くじけないで 柴田トヨ 飛鳥新社
98歳の女性が書いた詩ということで有名になったようです。人はどんなときになったら詩を書くのか。つらい気持になったときです。詩作は自分の心を支えてくれます。
家族という小さな社会が舞台です。内容は常に前向きです。経験則に基づく教訓集のようでもあります。理屈っぽいものもありますが、わたしが気に入ったのは、あの世に誘う声が聞こえる「返事」、認知症のテストで、今日は何曜日と聞かないで!という「先生に」、涙は少しずつ出すのではなく一気に出すものという「自分に」、忘れることの定義「忘れる」でした。
98歳の女性ですが、お母さんに対する愛情が強い。自分のこどもは、何歳になっても自分の幼いこどもであるのは、親にとってもこどもにとっても同じようです。亡夫と息子の喧嘩は苦労と心配の種だったようです。
作者のまわりには常に自然があり、それが長生きの秘訣にもなっています。亡くなったお母さんが、作者を冥土へ導くような雰囲気がただよう詩集でした。
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