口説きの技術 みんなのレビュー

見方を変えれば使えます

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投稿者：Keiko　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

書店で手にしたは良いのですが、名の知れた（しかも悪い意味で）人の本は当りはずれが多く、買うのを躊躇った一冊です。

実際タイトルの通り中身は「口説き」に関してのテクニックと言うのか技術と言うのか・・・。
でも私からすれば「口説くまでの手順」が事細かに載っていると言う感じですかね。
ああ、こうやって世間的に騒がれたアレを実行していたんだなと、まあ半ば呆れながら中盤まで読み進めていましたが、あまりにもこの著者のイメージが悪いので読んでいても良い気持ちにはならず・・・。
（むしろ女性としては反省してないんだなと思ってしまいます）

で、気持ちの持ちようを変えてみました。
読んでいる内に、これはむしろ営業マンには使える技術満載でしょうと思えます。
一時期私の体験談としては、人を口説くならば話を聞け！と言う部分で一致しています。
あまりかみ砕いてしまうとネタバレ？になりますので控えめに感想として書きますけれど、特にクレーム担当のオペレータを職業としている方は、使える技術あると思います。
言い訳せず、自分から何かを話すのではなく、相手の話を聞くと言う点で著者の技術、大いに役立つはずです。
外回りの営業さんも、出先の企業で相手のニーズを先ず聞くことから始める事も必要ですし、何でもそうですがやはり話を聞くことって大事だと思うんですよ。
著者はその点でツボをついていると思いましたね。

ただこれは必要ないな・・と思う記述も幾つか有るので、人によっては何の参考にもならないかもしれません・・・。
（特に営業などの仕事に興味も無ければ、理解も無い方とか）

他にも戦争記述もあって、この本にこの記述は要らないと思いました。
プラスして言えば、何だろう・・・ちょっとした自慢と言うのか、いかに自分が優れた人間で周囲からの人望が厚いというのか・・・、そう言った事も書かれているので、う～ん？と思う事も。

最終的には読んで役に立つ人と、何の役にも立たない人と、ただの自慢話か・・・と思う人とに別れそうな本ですね＾＾；