中級キリコ・ロンドン みんなのレビュー
- 著者:玖保 キリコ
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紙の本中級キリコ・ロンドン
2005/09/24 06:20
前作よりもお勧めですよ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
正編(2000年刊「キリコ・ロンドン」)に比べるとLondonerとしての暮らしぶりも板についてきた玖保キリコ先生の痛快エッセイ。綴られているエピソードにも幅が出てきています。正編を読まなくても、この続編だけでもお勧めですよ。与えてくれる笑いの度合いはこちらのほうが数段上です。
多チャンネル衛星放送会社SKY、イギリスのNTT的存在のBT、そして小包配送会社パーセル・フォース。この3つの企業がキリコ先生の天敵ともいうべき存在で、つぎつぎと玖保ロンドン家に襲い掛かります。かつてのイギリス病を髣髴とさせるような、のんべんだらり・無責任・お客二の次といった壊滅的仕事ぶりは唖然とさせられると同時に苦笑させられます。他人事だから笑っていられるけど、やっぱり日本人ってちゃんとしているよなぁという気になります。
本の後半は、その言動のやんちゃぶり不可解ぶりが宇宙人的である息子クンにふりまわされるキリコ・ママの奮闘子育て日記となっています。「あとで、とは言わない」「ウソはつかない」を育児方針として自分を戒めながら、言うことを聞かない悪ガキに接するママの姿には涙ぐましいものがあります。異国で生きる日本人漫画家ママならば、日本で暮らす以上に気苦労も多いでしょうに。それでも子どもの成長を慈しみの眼差しで見つめ続けるキリコ・ママをぜひとも応援したくなる一冊です。
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