動物農場 みんなのレビュー
- 著者:ジョージ・オーウェル, 訳者:高畠 文夫
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紙の本動物農場
2003/03/11 23:20
先入観をもって読みました
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大坪光男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に、「ロシア革命からスターリンの権力奪取までの過程を風刺した寓話」
という予備知識をもって読みました。
今は亡き「ソビエト連邦」の歴史には詳しくないのですが、ボスの跡目争いから
軍部を抱き込んで権力を奪う過程や、ライバルを粛正して絶対的な権力を確立して
ゆくというのは、おなじみのパターンです。
そして、権力を確立した後は「民主主義人民共和国」(動物農場)の看板の下で
権力が腐敗し、最後には絶対王政の国(荘園農場)と区別がつかなくなります。
同時代に生きていない私たちが風刺の意味を理解するには、予備知識が必要かも
しれません。
でも、良く読めばその時代の雰囲気や、どうしても書かずにはいられなかった
作者の危機感のようなものを感じ取ることができます。
そういう意味で、歴史的な価値がある一冊です。
電子書籍動物農場
2019/03/15 10:54
解説がお勧め
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プリンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々な出版社から訳本が出ていますが、この本がお勧めです。動物農場そのものの話よりも、訳者が書いた著者の生い立ちや動物農場に関しての解釈の部分の方が数段面白かったです。動物農場自体は大変良くできた寓話で、動物の役柄がそれぞれの動物らしさをよくとらえています。文学作品としての評価の高さはよく分かりますが、話自体はそれほど面白みのあるものではありません。分析、研究をしながら読むと面白いと思います。
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