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うちのネコが訴えられました!? ―実録ネコ裁判― みんなのレビュー

  • 著者:山田 タロウ
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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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笑いごとではない。が、笑える

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 トンデモナイ人とのつき合いかたを考えさせる一冊だ。
 著者山田タロウ氏はある日突然、顔を合わせたこともないご近所さんから訴えられる。「お宅の猫がうちの車を傷つけた。ついては修理代もろもろを払え。ざっと100万以上ね」
 これは本当に誰にでも起こり得ることだ。猫を飼っていなくても、子どもがいたずらをしたとか、認知症の父親が……といったことは考えられる。「あなたの監督下でしょ、責任取ってよ!」という図式だ。
 本書の場合、原告がかなりピントの外れた人で、訴えが棄却されるであろうことは、早々に明らかになる。だから読者はあまり不安にならず、トンデモナイ裁判の様子を「大変だなあ、それでどうなるんだろう?」と、笑いながら読みすすめることができる。まさに人ごとである。民事裁判というものがどう始まって、どう進み、どう終わるのか良くわかるし、裁判官も書記官もちょっと面白いキャラクターだ。著者が原告をやり込めていく様子など痛快ですらある。(まあ、あくまで一方的な描写であることも心に留めておかなくてはならないが)
 しかしである。もし原告の訴えに正当性があったり、被告の切り札(これ裁判が始まる前に読者には明かされてしまう)が不発だったりしたら、どうなったのだろう。裁判は泥沼化して、結局は示談に持ち込まれる可能性が高い。そもそもある日いきなり訴えられた時、著者のように冷静に対応できる人がどれだけいるだろうか?
 トラブルに巻き込まれたら、まず冷静に。必要ならばプロの力を借り、知恵と勇気を総動員し、身内は結束し、そしてユーモアの心を忘れてはいけない。

 こんな裁判に巻き込まれた著者は気の毒だが、こうしたトンデモナイ相手と対峙する場が、いきなり公の機関だったのはラッキーだったかもしれない。そんな風に感じてしまう世の中って、嫌だなあ。

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