木曜日だった男 一つの悪夢 みんなのレビュー
- チェスタトン (著), 南條竹則 (訳)
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2009/11/23 01:26
このオチは、昔からあったのか、やっぱり、、。
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
GKチェスタトンだと、多分、ブラウン神父のシリーズがいちばん有名だと思いますが、
本書の解説なんか読んでいると、詩人や、書評、ジャーナリストとしての仕事のほうが
メインだったみたい。
総じて、売文家というとう少し貶めているかもしれないけど、
著述業の人だったみたいです。
で、プロットだけ、文庫の裏ので見てみると
ある夕暮れにとある詩人が曜日の名前で各員が呼ばれる秘密結社に参加して、、と
スパイ小説みたいだったので、読んでみました。
確かに、導入部と中盤まではスパイ小説なんだけど、しかし、、、、この展開、、、。
え、こんな展開で大丈夫かいな?と読者の方が心配していると、
オチがこれまた、強烈というか、ひぇー、、やられた!!と。
ネタバレで書けないけど、しかし、まぁ、古典新訳でこのオチとは、、。
まぁ、思い起こせば、昔の作品でもこのオチはあったんですね、。
(どこかの魔法使いとか、、)
チェスタトンの紹介で、詩人と書いたけど、冒頭にも詩が掲載されていて、
兎に角、地の文から、なにから、語彙が豊富で表現は、めちゃめちゃすごいです。
並みの作家じゃ太刀打ちできません。(あと読者も、、)
まるで、誌のような小説。表現が内容に侵食するぐらいはじけています。
ミステリでエンタメだと思う、ブラウン神父のシリーズがどんな感じで書かれているか、
ちょっと気になります。
因みに、訳をされている、南条竹則さんは、日本ファンタジーノベル大賞受賞の方です。
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