スラムフィッシュシリーズ みんなのレビュー
- 真堂 樹, 二宮悦巳
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紙の本パラダイスフィッシュ
2003/02/03 23:56
あなたが、いたなら……世界は甘い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほし - この投稿者のレビュー一覧を見る
私を5年間酔わせてくれたドラッグ本なので、何が何でもおすすめしたいのはやまやまなのであるが、万人向けの作品ではないので、読んではまりそうな人にだけおすすめしたい。
設定は中華ベース無国籍アクションもの。全5巻(これが最終巻)。ボーイズラブ系統。濡れ場は多少あり。スピーディーな展開に細やかな心理描写。特に主人公の那智の性格付けが抜群。こいつのおかげで、私はコバルト文庫の新刊情報を毎月チェックするはめになったのだ。銃の腕はなかなかのものなのに、あんまり賢くないせいで、いつも大変な目にあってしまう。手招きされて、イケズでイヤミな人買い中年の膝の上にのっかったりするのは序の口で、今回は「……アリなんですか?」という担当チェックが入るくらいのことをしでかした主人公。読んだ方も驚いた。いやまさか、ああいうところで、あんなコトが……。
主人公以外のキャラクターもどこか危うくて、ホントにこいつら何をしでかすんだか、と気になって仕方がなくて、最後まで目が離せなかった。
ラストまで行き着いて、良かったなあと思う反面、さびしさもひとしお。初めて1〜2巻をまとめ読みしたとき、主人公が大切な相手に寄せる思いの深さにシンクロしてボロボロ泣いたことは内緒にしておきたい。こう書くと暗い話のようだが、主人公のへらず口と艶っぽいセリフはかなりのもの。
ハラハラしながら続きを待ちわびて、意外すぎるくらいのハッピーエンドににやにやしながら、本を閉じ、そうしてまた開いてしまう。しつこいようだがこれが最終巻なので、読んだことのない人は第一巻の「スラムフィッシュ」から読もう。
紙の本サディスティックアクア
2003/05/05 21:30
お楽しみがいっぱいの隠れた名シリーズです。
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投稿者:ほし - この投稿者のレビュー一覧を見る
<スラムフィッシュ>シリーズの第二弾。タイトル通り(?)いささかハードな展開となっている。相棒兼片思いの相手だった甲斐と別れ、新たに紅蓮公主とコンビを組むことになった那智。新しい相棒とはまだ息が合わず、失敗ばかり。そんな折、那智は甲斐が窮地に立たされていることを知ってしまい……。
銃とナイフが必需品の危険な仕事ばかりを引き受ける那智。本人はしたたかなつもりでいるが、甘ったれでお人好しで隙だらけで色っぽいときているから、ちょっかいをかけてくる相手には事欠かない。
相棒の紅蓮公主はお人形さんのようにみめ麗しいが、人間らしい感情が欠落しており、まるでロボットのように命令されたことしか実行できない。
こんなふたりがコンビを組むことになったのだから、危なっかしいことこの上もない。次から次へとトラブルが巻き起こり、どんどん大変なことになっていく。スピード感あふれる展開と、魅力的かつ個性的な登場人物たち。楽しいかけあいに、切ない心理描写。意外な濡れ場なんかもあって、お買得な作品です。
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