少年舞妓・千代菊がゆく! みんなのレビュー
- 奈波はるか, ほり恵利織
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少年舞妓・千代菊がゆく! 1 花見小路におこしやす♥
2004/09/17 23:50
モテモテなミキちゃん
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひよころ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。文章もしっかりしてるし、舞妓事情を詳しく書いていたのがなかなかよかった。
売れっ子舞妓ちゃんに代わって置屋の息子が舞妓ちゃんに扮するわけだが、それでも気持ちは少年らしく(わけわからん)、お座敷で会うお客さんに向かって入れる心のツッコミがわりと面白かった。
それにしても舞妓ちゃん千代菊というか、主役のミキちゃんはモテモテである。
従兄の宏ちゃん、友だちの顕太、でもって関西実業界のプリンス楡崎などなど、アプローチをかけてくる(もしくはきそうな)キャラてんこもりである。
何せ登場人物紹介には男しかいないので、これはこれである意味すごいぞ。
楡崎がいくつかは書いてあったと思うが忘れたが、その楡崎にしろ宏ちゃんにしろ、ミキちゃんはまだ中学生なので(!!!)年の差がすごい。
唯一の同級生顕太も微妙である。ええやつみたいやけど、千代菊ちゃんとミキちゃんが恋仲やと(顕太は)面白くないらしい。
(本当は同一人物なので恋仲も何もないが)
なんで、と、いうより、どっちが本命?
(どっちもどっちなので本命も何もないが)
楡崎はかなりヤラしい。千代菊ちゃんを酔わせてあわよくばとかさわやかに狙っているのである。お約束だが、お約束がハマりすぎるキャラと設定なので怖い。
従兄の宏ちゃんが今のところ一馬身リードだが、たまにミキちゃんが宏ちゃんの布団にもぐりこんで同衾するっていうお楽しみをさわやかに乗りきっているとは思えない。
こいつも、絶対に腹黒い。
そんなモテモテミキちゃんのお相手は、個人的には
楡崎でエエやろ
と、思うが(かなり金に目がくらんでいるが)、どうなのか。
そのあたりも、次作に注目か。
少年舞妓・千代菊がゆく! 10 花かんざし、危機一髪!
2004/09/07 21:04
少年舞妓・千代菊がゆく!花かんざし、危機一髪!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生である、美希也が実家の置屋で働いていた舞妓さんがいなくなってしまう。
その代わりに、舞妓さんとして活躍するお話。
今回は、ニレと前に約束していた旅行のお話であります!!!
ここのところ、影の薄くなっていたニレ様ではありましたが。
やっぱり、この方はこうでなくてわぁ!!!ってな、感じで御座いました。最後には、千代菊の一本勝ちみたいになっておりました。
普段は見られない総帥な顔をみれたし、ニレがどれだけ頑張っているかがわかって…。私、ますますニレを応援したくなってしまいました。
少年舞妓・千代菊がゆく! 1 花見小路におこしやす♥
2003/04/21 21:40
今源氏の憂鬱
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桂月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに4作目まで出ているこのシリーズですが、敵役というかライバルというか、とても良い役どころの青年実業家氏。
お気付きの方も多いでしょうが、この方は明らかに光源氏がモデルですね。え? とお疑いの方は、第2作目で明かされる彼の過去を読めば確信していただけると思います。
では、千代菊ちゃんは? もちろん紫の上です。13歳という年齢設定、最初の出会いがパタパタと駆け出してきた少女であること(源氏物語も紫の上初登場シーンは駆け出してくる、です)。
しかし、現代に蘇った光源氏にはとてもとてもとても大きな障害が横たわっているのです……ついつい同情してしまうのは私だけでしょうか?
少年舞妓・千代菊がゆく! 4 濡れ衣で祇園追放!?
2003/03/29 18:30
少年舞妓とオンナの闘い?!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ4作目。
前作のラストで、舞妓として本格的にデビューすることを決めた、
少年舞妓の千代菊。
関西実業家の若きプリンス、楡崎をはじめとする祇園の超VIP三人が、
すでに後見人として名乗りをあげている。
千代菊の前途は明るいものに思えたが、ある日事件が発生する。
ある日、政治家のお座敷に招かれた千代菊は、そこで芸妓の銀華、
舞妓の毬華と一緒にお座敷をつとめることになる。
銀華は、千代菊が現れるまでは楡崎の恋人と噂され、贔屓にされていた
先輩芸妓。
そんな彼女と一緒というだけで波乱が予想されるが、お座敷の最中、
とある事件が発生する。
楡崎から銀華がもらった根付がなくなり、それが千代菊のバッグから
出てきたものだから大変!!
泥棒扱いされた千代菊は、祇園から追放されそうになる。
果たして真犯人は??
今回のテーマは、楡崎をめぐるオンナの闘い。
とはいえ、祇園が舞台だけに実に華やかだ。
今までは、舞妓としての千代菊しか見ていないと思われた楡崎の
微妙な変化と、そんな彼に揺れ始める千代菊の心情描写がドキドキする。
自分を女と思い込んでいる楡崎に、男であることを告げられないでいる
千代菊。
それもこれも祇園に超VIP楡崎を引きつけるためのやむを得ないウソ
だが、今後、そのウソがどう千代菊に影響してくるかが楽しみだ。
また、楡崎のピュアな気持ちに心を揺さぶられるのは、千代菊だけでは
ないだろう。
ラストがラストだけに、次作が待ち遠しい。
少年舞妓・千代菊がゆく! 3 最後のお座敷
2003/02/03 22:40
少年舞妓は姿を消すのか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ3作目。
男の子であることを隠して祇園で舞妓を続ける千代菊。
しかし、贔屓の客は増える一方だ。
男であることがバレる前に、舞妓をやめることを決心した千代菊は、千代菊を女だと信じ込み、恋していると連呼する実業家の楡崎に舞妓をやめると告げる。
「千代菊のいない祇園に用はない」と言い切る楡崎。
祇園の超VIPである彼がほかの花街に行ってしまったら祇園の売上に大きく影響する。
悩む千代菊。
そんなある日、ある友禅作家と出会った千代菊は、彼の作品と人柄に強く惹かれる。
それに激しく嫉妬した楡崎がとった行動とは…。
千代菊ファンが増えるにつれ、のっぴきならない状態に。
楡崎の執着と独占欲も前作に比べるとかなり強いものに。
まさに理性を失った状態?
今回は、副題のとおり、千代菊は舞妓をやめようとする。
しかし、楡崎はそれを許さない。
千代菊と楡崎の恋の駆け引きもさることながら、微妙に揺れ動く千代菊の心情にも注目。
伊織という魅力的で強力な恋のライバルも現れるなど、波乱ぶくみの展開になっている。
とはいえ、伊織の職業である友禅についての記述がとても詳しく面白い。
恋の話とあわせて、祇園の伝統文化についてちょっとかじってみる意味でも、この作品はおすすめだ。
少年舞妓・千代菊がゆく! 2 身代金は母の恋文
2002/12/29 17:05
少年舞妓の心を射止めるのは?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピンチヒッターとしてお座敷に出たはずが人気者になり、会う客会う客をとりこにしていく…それが祇園の舞妓・千代菊。しかし、千代菊の正体は13歳の男の子。みんなはそれを知らずに心を奪われていく。そんな客の中で今頭ひとつリードなのが関西の青年実業家・楡崎。倍以上の年の差ながら、千代菊の摩訶不思議な魅力にとりつかれた彼。
そんな彼の千代菊への執着ぶりを描いたのがこの作品。
一夜にして彼を今の地位から追い落とせるという亡くなった母の恋文か、千代菊の身か。二者択一の選択で彼が出した答えは…。
千代菊が13歳というわりにちょっと考え方が大人びているかな、という感を受けなくもない。現実として32歳の大人の男がここまで13歳に夢中になるものか、と思えなくもない。
しかし、それら非現実的な設定も面白くて読み進むうちにどうでもよくなってくる。単純に祇園の舞妓さんの暮らしぶりを楽しめるのも魅力だと思う。千代菊の正体が男だと知った時、楡崎がどういう反応を示すのか楽しみである。男と知っても気持は変わらないのか、衝撃で会うのも抵抗を感じるのか(笑)、今後の展開が楽しみだ。
少年舞妓・千代菊がゆく! 53 ふたりだけの結婚式
2015/03/01 01:13
やっと完結
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りぞりぞ - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末が3パターン用意されている、マルチエンディングの第三弾です。前2つのエンディングも読みましたが、このエンディングが一番しっくりくると思いましたし、主役の二人が幸せなのでよかったです。この作品はボーイズラブと紹介してある場合もありますが、そこがメインでなく、1人の舞妓の成長記が読みどころです。また、京都が舞台で四季折々の美しさがうまく表現されており、読むだけで京都に旅行している気分になりますし、実際に行きたくなります。舞妓や京都が気になる人はぜひ読んでほしい作品です。
少年舞妓・千代菊がゆく! 5 すっぽかされたお披露目
2003/06/06 20:44
楡崎が千代菊のお披露目をすっぽかす?!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ5作目。
男であるがゆえに、店出しに躊躇していた千代菊。
しかし、まわりの期待は大きく、そして舞妓の仕事に
やりがいを見出しはじめた千代菊は、ついに
舞妓になることを決心する。
店出しの初日の夜の1時間、千代菊は、自分の店出しの
衣装を揃えてくれたVIP3人をお座敷に招待する。
そのあとは、VIPの中でもとりわけ千代菊に想いを
寄せる青年実業家・楡崎が、最後の11時まで貸切に
してしまっていた。
…ところが。
舞妓になって初めてのお座敷に楡崎が現れない。
あれだけ千代菊のお披露目に出席するために、
超過密スケジュールで仕事をし、その日を心待ちに
していたはずの楡崎だったはずなのに。
連絡もないままに時間は過ぎ、結局、千代菊は
お披露目をすっぽかされてしまう。
代わりに現れたのは、楡崎の上着を手にした彼の秘書
だった。
なぜ楡崎はお座敷をすっぽかしたのか。
理由を知りたい。
千代菊は楡崎を探すために料亭を抜け出すのだが…。
今回はちょっとドキドキさせられるシーンの多い
ストーリー。
舞妓の店出しに関する詳しい記述や、衣装の表現など
ため息が出てしまう。
まったくもって雅な世界である。
千代菊と楡崎の距離も急接近している。
千代菊の楡崎に対する感情が、1巻の頃と比較すると
まったく違うものに変化している。
楡崎の千代菊に対する想いもさらにヒートアップしている。
ラストはさらに印象的でドラマチック。
今後この二人はどう変化するのか。
楡崎の真摯な想いが千代菊に届くかどうか。
男であることを知った時、楡崎はやはり千代菊を
変わらず受け入れることができるのか?
やはりこの辺りが最も気になるところだが…。
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