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逆説の世界史 みんなのレビュー

  • 井沢元彦
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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

どこか予見的

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投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書はどこか予見的である。
 第三章第四話「ギリシア・ヘレニズム文明の賢者たち」にあるソクラテスのくだりが面白い。以下は抜粋である。
「政治家のアルキビアデスやクリティアスという「弟子たち」がアテネを不幸に陥れたのは歴史的事実だが(中略)根源の責任は、そもそもソフィストとして彼らを教育したソクラテスにあると、多くの市民が考えるようになった」
「五百一名いたと考えられる市民(陪審員)の多くは、ソクラテスの論理に共感するよりも、その態度に反感を抱いた」
「ソクラテスはわざわざ自分を国法の立場において、その立場から見て、自分が死刑を逃れるために今さら逃亡することは、国法を尊重する人間なら絶対に実行すべきではないと、旧友クリトンに説いた」
 まるで、どこかの自動車メーカーの元経営トップとどこかの国の世論の関係を見ているようだ。経営トップはソクラテスと違って逃亡し海外で生きているが、本書はこの逃亡前に刊行された。ソクラテスが生きた古代ギリシア都市アテネが衆愚政治に陥り衰退していく様も分かりやすく書かれており、どこかの国の未来のようにも読める。
 本書は、人前で話す雑学ネタの宝庫でもある。
 「結婚したまえ。もし妻が良妻ならば幸せになれるし、悪妻ならば哲学者になれる」と言ったソクラテスの話もいい。「イスカンダル」(日本人には宇宙戦艦ヤマトで馴染みの深い固有名詞)はマケドニア大王アレクサンドロスのイスラム世界での呼称というのも勉強になった。「日本の寿司屋では白米のことを「シャリ」と呼ぶが、これもその形状が細かく分割された仏舎利(ブッダの遺骨)と似ているからである」という文を読んで、寿司を前にもうシャリとは言うまいと思った。苦行から帰ってきたブッダに乳粥を差し出したのは「スジャータ」という名の少女である。これも、どこかの企業がブランド名に使っている。
 「三蔵法師」と「玄奘」が別々の人間として存在していたことも知った。西遊記のモデルは玄奘の方である。「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の関係も分かった。超越存在に対して、いくつもある並行世界のうち、この世界では釈迦如来、別の世界では阿弥陀如来がいるのだ、という理屈だけでも教えられていたら、高校日本史の仏像名の暗記はもっと楽だった。
 まさに自分が知らないことを教えてくれる本であった。ソクラテスの「無知の知」をもたらしてくれる本である。

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なぜ、古代エジプトや古代中華の文明が衰退したのか。

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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ピラミッドは「王の墓」ではない。あんな大きなものは、「王の墓」に違いない。「王の墓」だから、あんな大きなものを作るには、締め切りがあって、それを守る為に、奴隷労働があったはず、ってなるわけだ。思い込みって怖いよね。
 なぜ、古代エジプトや古代中華の文明が衰退したのか。どちらも現在では見る影もなく廃れてしまっている。一度、栄華を極めたのならば、文明が引き継がれて、そのレベルを最低ラインとして発展をしていくはずである。
 作者の慧眼に驚かされた一冊でした。

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ユダヤと神道

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投稿者:ちびた - この投稿者のレビュー一覧を見る

ユダヤ一神教の神の名は本当は明かしたくなかった、ということが旧約聖書に書かれていることを知って少し驚きました。私は神道は実は名前の無い神を信じている一神教だと思っていますが、神道の起源はユダヤと同じくメソポタミアにあることを益々確信しました。そしてイスラムとは、やはりメソポタミアに還れ、ということなんですね。

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「逆説の世界史」スタート

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投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の「逆説の日本史」シリーズも愛読しているが、「日本史」が20数年を経て、ようやく幕末まで辿りついたところで、まだ完結していないにも関わらず、新たに「世界史」を立ち上げるのだから恐れ入る。失礼ながら、最後まで完結出来るのか心配になる。中国及び韓国における朱子学の話は、現代まで繋がっていて、彼の国の現状を見ると、そういうことなのかと非常に納得できる話であった。

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著者ならではの切り口

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投稿者:リゲル - この投稿者のレビュー一覧を見る

井沢元彦が世界史を切った。通史家の著者ならではの切り口、比較で歴史を描こうとの試みである。古代史の謎を宗教や中華思想を掘り下げることで、解こうとしている。

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宇宙人の視点で地球の歴史を見る

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投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る

「逆説の日本史」の著者が、構想十五年をかけたライフワークがスタートする。

民族、宗教、イデオロギーによる偏見や差別を超越した視点で通史としての世界史に挑む。

古代史と言魂の力の考察、朱子学が東アジアの進歩を抑制し停滞させた罪等、逆説の日本史でも同様な説明をされており、熱心な読者なら簡単に理解出来るだろう。

共産党政権下にある中国では経済を「悪」としてきたトップが、ソ連崩壊を目のアタリにし、掌を反した様に経済を奨励しだした。
今まで「悪」とされた事が、今からは「正義」と言われたら人はどうなるか?現代の中国のモラルの無さの原因を価値観の転換にあると著者は説明する。

しかし、中国を笑う事は出来ない。日本人も先の大戦を「大東亜戦争」と言う理念を掲げた聖戦を、敗戦後「侵略戦争」へ価値観を植え付けられ、日本人としての矜持を我々は持てなくなってしまった。

井沢史観による近代史も興味があり今後の刊行が、楽しみだ。

常に我々は価値観であったり、偏見と言うフィルター(色眼鏡)を透して物事を見ているという事を自覚出来るか?歴史を学ぶ事で訓練になる。

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