ローマ人の物語[電子版] みんなのレビュー
- 塩野七生
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2009/08/24 08:15
とてもついていけない。
11人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔は塩野氏のファンで新刊が出ると欠かさず読んでいた。しかし、この本でローマの寛容?な政策にも関わらす、カルタゴが自滅したかのように書かれていたから、彼女におさらばした。カルタゴ側にも誇りや愛国心があるのを見落としているからだ。
昨今の「新自由主義」を称する面々が韓国併合を正当化したり、左翼がチベットや東トルキスタン(以前だったら、同志レーニンが厚顔にも政権奪取前後は独立を認めると言いながら支配したロシア帝国の諸民族をはじめ、彼が独立を承認したはずなのに再併合したグルジアや同志スターリンが総統と結んだ独ソ不可侵条約によって併合したバルト三国等。ポーランドが独ソ両軍によって分割された事も。)について無視している姿に似ている。
ローマ帝国が歴史的に見て興味深い存在には違いないが、「支配の天才」とか「理想の国家」とか言うのは持ち上げ過ぎだ。ヨセフスの「ユダヤ戦記」に書かれたマサダでの集団自決前にエレアザル・ベン・ヤイルが語ったという、シオニストがマサダを聖地にした演説を読んだ方がいい。
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