僕が死んだあの森 みんなのレビュー
- ピエール・ルメートル, 橘明美・訳
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紙の本僕が死んだあの森
2024/01/26 22:04
じわじわと粘りついてくる怖さのミステリー。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
じわじわと粘りついてくる怖さのミステリー。本作の醍醐味は不幸にも殺人を犯してしまった少年の事件発覚を恐れる苦悩の姿であり、何時、どのような形で事実が発覚するのかである。しかし著者は、事件の真相に気付いた人々がいずれも口を閉ざし、事実は闇に葬られる結末を選んだ。重い十字架を背負ってしまった少年がどのような生き方をするか、それを見極めることで厚生の道もあることを示したかったのであろう。結末の是非に関しては賛否両論あるだろうが、私的には主人公の苦悩を糧として今後も人々の役に立っていくなら罪は許されても良いのではと思えてくる。罪を全て明らかにし断罪することだけが正義と言えるかとの問いかけかな。・・・・・・いろいろと考えさせられる作品でした。
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