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無理 みんなのレビュー

  • 奥田英朗 (著)
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みんなのレビュー10件

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評価内訳

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紙の本無理 上

2012/08/02 18:13

書籍「無理(上・下)/奥田 英朗著」降り積もる雪に足を取られて一歩も進めない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:soramove - この投稿者のレビュー一覧を見る

書籍「無理/奥田 英朗著」★★★☆


「ハードカバーが出たのは2009年
文庫になったので早速ネット注文し読み始めた、
人口12万の合併で出来た地方都市の“ゆめの”を舞台に
そこに貼り付けられたように住む
様々な年齢の男女5人を中心に
地方都市の抱える新旧様々な問題に切り込みつつ
エンタメとしても面白い」


最近話題になった「生活保護の不正受給」に始まり
給付を置ける側と給付を決めるお役所、
その周囲の人々、
議員と後援会を名乗る土建屋、
主婦売春等々
新聞でも時折取り上げられる話題をちりばめつつ
それらゆめのという小さい都市で起こる
いくつかの事件が
あるひとつの事件で偶然に繋がっていく。


終わりまで読んでも何の解決も示されない
けれど読後感は悪くない
だって、そんなこと解決できるはずないと
読者側も既に知っているからだ。


冬になれば雪に閉じ込められ
高校生も地元に未来を感じず
そこで働く人たちも
「ここではない何処か」を夢見つつも
その場に張り付き
一歩も動けない閉塞感に溺れてしまいそう。


読んでいて身につまされる部分もある
誰もがここに描かれた人達の何処かに
自分の放った言葉と同じ
若しくは似たような気持ちを感じたことがあるはず
だから誰でも良いから
少し上を見上げて
近く、遠くの未来を語れたらいいのに
誰もがうつむき加減で
足元に降り積もりつつある雪を
茫然と諦めの境地で見つめているようだ。


だからってじゃあどうしようもないのかと言うと
そんな中でもなんとか
自分らしくやっていくしかないのだろうなと
それは前向きな諦めというか
不思議な感覚だった、
読みやすいので上下巻でも5日くらいで読破、
他の作品も読みたい。


★100点満点で75点★

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紙の本無理 下

2012/12/14 13:33

「じゃぁどうしろってんだ一体!」という声が聞こえて来そうだ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

都会に住んでいる者には、分かっているようで分かってない田舎町の実態。刺激が少ない田舎町だからこそ、人々は刺激を求めて間違った道を辿ってしまったりもする。上巻で窮地に陥った人々が、下巻ではさらに絶体絶命の状態にまで陥って行く。
父親から地盤を引き継ぎ順風だったはずの市会議員は、汚職を地元の活動家に追求され追い詰められていたが、今度は子飼いの建築屋がその活動家リーダーを拉致監禁した上、殺害してしまう。変質者に突然拉致され監禁された少女は暴行をこそ受けなかった物の、たとえ解放されたとしても自分には一生ひどいレッテルが付いて回るのだと気が付き絶望する。詐欺まがいの商売に精を出していた青年は、暴走族時代からの先輩が社長を殺した上に行動を共にするハメになる。宗教に目覚めてしまったおばさんはそのせいで仕事を失った上、兄がめんどうを見るはずだった年老いた母親まで一緒に生活する事になる。生活保護受給を担当している地方公務員は、生活保護を認可しなかった事から逆恨みされ、ダンプで追い掛け回され命を狙われ続ける・・・。
ここからそれぞれ、何の救いもない。ただただ、運命の悪戯にみな身を任せるだけなのだ。救いもないけれど、何とも身につまされる。人生と言うのは生まれ持って平等では、決してない。自分ではどうにもならないひどい運命に、身をゆだねるしかない人間もいるのだとため息をつくしかない。
また物語の締め方も、賛否両論ありそうな感じがする。まぁある意味「スッキリ」する感じと言えなくもないが、何だか全てまとめてやっつけ的な終わらせ方でもあるような感触。何だかとてもシニカルでシュールな感じもするけれど、さすがの文章力で上下さらりと読めてしまう。大団円ばかりが、物語ではない。

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紙の本無理 下

2013/12/07 21:05

おもしろいんだけど・・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:takekke - この投稿者のレビュー一覧を見る

ねらったとおりなのか?
・・・まぁ,ありかなとも思えるラストでもあるし。
でも,落ち着かないラストでもあるし。

う~~~ん。

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