右手にメス、左手に花束 みんなのレビュー
- 椹野道流, 鳴海ゆき, 椹野道流 (著), 唯月一
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紙の本君の体温、僕の心音
2003/02/26 00:30
らぶらぶ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真壁しの - この投稿者のレビュー一覧を見る
全二巻なのかな?
甘ったるい文章ではないのでとても読みやすかったです。
タイトルがとても綺麗。
ただでさえ大阪弁が好きなのでタチ君が大阪言葉なのが大層うれしく。
このままいくといずれは養子縁組、さらに子供(養子セカンド)までいただきそうならぶらぶっぷりです。
一巻を見てないのでなんともいえないのだがせっかく法医の人なのに
なんだか主婦みたいですね。
なんというのかな。外科(タチ)の愚痴とか苦労とかはまああるのだが
法医(ネコ)にもいろいろやりきれないことはあると思うのですよ。
でも玄関開けてここからが僕の人生、的なものをちょっと感じた。
それはネコのほうに(表題はネコ視点ですので)職場のにおいがまったくないから。
ネコのほうに被保護者かのような劣等感があって、瑣末なことでも劣っている自分を見せられたときに過敏なくらい反応してしまったりする痛々しさがあるのだけれど、これは自分はお前と対等であって庇護の下にあるんではないんだということを主張して見えた。
大切なことを否定された、軽く見られたつらさではなく、自分を軽く見られたつらさ。
(この、「自分」ではなく「このことを大切に思う自分」を理解されたいんだ、という痛みはこれの二作目がおすすめかなあ。オール・スマイルだったか。)
一巻を読んだらわかるのかもしれませんが、彼はどうして今医者をやってるのかな、とほんのり考えてみたり。
正直に言えば、医者特有のエピソードというのがなかったのは物足りなかったでした。
医者でなくてはならないシーンはないかな。
番外編でその後の二人もあるのですが、こちらはタチ視点。
せっかくの関西弁が関東弁になってるのには違和感があるんでした。
まあ語りが関西弁って結構つらいものはあると思うんだけども。
で、らぶらぶです。番外編。ナチュラルに「仕事と家庭はわける」とか言ってしまうラブラブっぷり。
………らぶらぶーーーーー。
ネコの一人称は甘ったるくなりがちなので、そういうの苦手な私には読みやすくはありました。
楽しめたし。
気軽に読める一冊かも。
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