走る意味 命を救うランニング みんなのレビュー
- 金哲彦
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電子書籍走る意味 命を救うランニング
2021/08/19 21:16
在日3世として
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「金さん」が高史明の甥なのは知っていたが、書かれている事で関心を引くのは叔父一家について。東京で成功した作家とお嬢さん学校卒の叔母、そして1つ上の従兄の岡真史。あとがきに歎異抄の悪人正機の一節が引かれているのは、この叔父あって甥ありきか。高史明から歎異抄か歎異抄を収録した真宗聖典などを送られたのだろうか。
孫基禎と民団に勤務している彼の息子も絡んで著者を朝鮮籍から韓国国籍に切り替えさせようとして断られた個所があるが、おそらく韓国側には著名人一家を身内に持つ著者を大韓民国の国民としてソウルオリンピックに出場させて、在日社会に大韓民国の誇示と北朝鮮及び総聯に対して打撃を与える為の働きかけがあったのだろう。
韓国人の日本国籍がなくなった(いわゆる「日本国籍の剥奪」)のは昭和27年のサンフランシスコ講和条約の発効が契機だが、著者は知らなかったようだ。朝鮮籍の両親が、韓国の役所に婚姻届と著者の誕生届を出していなかったので、韓国国籍に切り替えて国民登録をする時に韓国からすれば書類上は存在しないので遅ればせながら両親の婚姻届と著者の誕生届を出したとある。叔父の高史明が日本共産党員だったが、著者の両親は韓国に対して拒否反応を示すのだろうか?
名前について、高史明の本名は「金天三」で、彼の兄で著者の父親の民族名は「金春明」とあるが、韓国人の名前には同じ世代には同じ漢字を使う行列字があるのに、共通しないのは何故だろう?また高史明は息子に妻の姓と従兄弟達とは世代を共有しない漢字を使わない日本人風の名前を名乗らせている。
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