世界史とヨーロッパ ヘロドトスからウォーラーステインまで みんなのレビュー
- 岡崎勝世
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紙の本世界史とヨーロッパ ヘロドトスからウォーラーステインまで
2003/11/20 20:10
ギリシア以来のヨーロッパの世界歴史論を紹介
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
トインビーの世界史を読んで以来の歴史論、というような印象である。ギリシア以来のヨーロッパの世界歴史論を紹介している。自分達の世界(ヨーロッパ)と他の世界(アジア、アフリカ)をどのように捉えていたか、を年代順に解説している。学校で教わる世界史とは違う世界がある。欧米におけるキリスト教の世界観がいかに圧倒的であったか。ギリシアやローマの世界観が、現代の欧米社会にもどこまで根強く残っているか。今まで知らなかった、興味深い視点がある。創世紀に基づく普遍史などは知らなかったし、アメリカのSFに出てくる政治体制に帝政が多いのは、ポリュビオスの政体循環論によるものらしい、とまで、私は推論してしまった。マルクスの唯物史観にしても、改めて理解できたところがある。歴史学も歴史と文化の産物である。西欧中心の世界史の視点の変化発展と問題点の一端が、垣間見えた。
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