核兵器と原発 日本が抱える「核」のジレンマ みんなのレビュー
- 鈴木 達治郎
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
評価内訳
- 星 5 (0件)
- 星 4 (1件)
- 星 3 (0件)
- 星 2 (0件)
- 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
2018/11/30 19:30
冷静に原発と核兵器について考える時にまずこの1冊
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
核分裂による巨大なエネルギーは核兵器としての軍事利用、原発などのエネルギー源としての平和利用の2面性があり、その二つは密接に関わっています。
日本の原子力政策はそのどちらの面についても、くびをかしげてしまうような問題をいくつも抱えています。
なぜ日本(自民党)は世界的には衰退傾向である原発を推進しようとするのか、高速増殖炉「もんじゅ」が実質破綻しているのになぜ核燃料サイクルの存続に拘るのか、唯一の被爆国である日本がなぜ核兵器禁止条約に参加しないのか、アメリカの核の傘の下で北朝鮮の核戦力から本当に安全なのか、等の疑問について丁寧に実情を交えて解説しています。
原子力委員長代理、核兵器廃絶研究センター長などを歴任した著者だけに、やたら危機を煽ったりせず、事実に即して解説している印象を受けました。
原発を今後どうするのかという問題と、日本の安全保障の問題が密接に関わっていることが非常によくわかる1冊でした。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |