人狼城の恐怖 みんなのレビュー
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電子書籍人狼城の恐怖 第三部探偵編
2021/12/12 12:03
三冊目にして、ついに名探偵登場
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投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
第三部になり、ようやく名探偵二階堂蘭子の登場です。
捜査と仮説の提示が物語の中心で、蘭子たちの調査の結果わかってくる事実も読者には既知のこともあるため、リーダビリティは少し落ち着きます。とはいえ一部や二部の事件が、後日の城外ではどのように見られているのかが少しづつわかってくるところは、城内で何が起きたかを知っている分、独特のサスペンスがあります。そして急転直下の形で、事件は第四部完結編へ――
個人的に好きなのはプロローグ。蘭子たちがヨーロッパへ行くきっかけは『地獄の奇術師』を読んでいると感慨深く血が騒ぎます。
2001/10/29 19:55
やはり最後まで読まなきゃわからない(これはトリックのネタではなく、作者の意図のことです)。
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投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく最終章「第4部 完結編」読み終えました。休み休みにしか読めなかったので結構な時間を費やしましたが、さすがに史上最長編というだけあって総合的にも読み応えがありました。
結論的には今一つ納得し難い結末のような感覚に見舞われてしまいましたが、やっぱり二階堂黎人氏の奇抜な発想には敬服しますね。前の3部作に散りばめられた付箋がそのときは「何の意味があって?」って癇癪気味だったのですが、解決されていくにつれて、「あーそれで!?」という感嘆にも変わってきました。ある意味「後書き」で納得させられた?という感もありますが…
それにしても、第3部の書評にも書いたのですが蘭子という人物はどこまで不思議な奴なんでしょうね。何を手掛かりにあのような仮説をたてて見抜いてしまうのか、非常に歯痒い性質の持ち主なんですよね。今後もやっぱり好きになれそうにはないです。
何はともあれ、全4部作それぞれにお見事です。また近いうちに二階堂黎人氏は何かをやってくれるでしょう。
2001/09/28 13:18
蘭子も微妙に成長?
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投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ第3部なわけですが、個人的には嫌いな蘭子の登場ということで展開は楽しみでした。何故嫌いかと言えば、あまりすんなりと解決しない、被害者が増える…これは蘭子がもったいぶった性質故に、自分に確信を持つまでは手掛かりを公表しないために、まわりの協力者やその他登場人物に更に危険が襲いかかるといった事態を招いてしまうところにあるように思います。
この第3部の蘭子はあれから少し大人になってるかな? という雰囲気もあり、作者の意図したものであればその微妙な変化は私には感じとれました。
それにしても相変わらず登場人物の多さには参ってしまいます。「この人、どっちの国のどんな関係の人だったっけ?」(カタカナに慣れない私がいけないんですが)
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