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空の彼方 みんなのレビュー

  • 著者:菱田 愛日
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (3件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本空の彼方 3

2010/10/29 09:55

思い出が導く未来への道

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アルフォンスの実家のレイラート家の差し金で、ソラの防具店シャイニーテラスに営業停止命令が下される。アルフォンスをレイラート家へと戻すためだ。その情報をシャインの父にしてスカイシールドを取り仕切るラヴィアンから聞いたアルフォンスは、激怒して実家に殴り込みをかけようとする。
 ソラとラヴィアンからの諌めを受け入れ、再び父親との関係を壊すのではなく、発展的に解決する方法を模索するため、兄に相談に行くことにする。実は兄ももう一人の人物を通じてではあるが、シャイニーテラスに縁があるのだ。
 そして、父親に営業停止命令を撤回させるため、ひとつの賭けをすることになる。成功すれば今まで通りの生活を、失敗すれば貴族社会に戻る。そんな約束をして、アルフォンスは旅立つ。そしてその過程で、父親との確執の原因である母にまつわる物語を知るのだった。

 シャイニーテラスの物語は完結。アルフォンスと母の関係、ソラとシャインの関係は、月霊草という珍しい花と、遮光石という珍しい素材を通じてつながっていく。そうして結び付けられる人と人のつながりは、本当に貴重であり、そして人を臆病にもする。
 いってらっしゃいから始まる物語は、また新たな旅の幕開けを告げることで終わりとなった。

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紙の本空の彼方 2

2010/05/23 22:35

「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」の間に

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 危険な旅に出かける人と、その帰りを待つ人。生きて帰れるかわからないからあえて突き放すけれど、それでも絶対に帰ってくると信じているからあきらめることはできない。そんな想いを支える場所として、防具屋シャイニーテラスは今日も開店している。

 元貴族のアルフォンス名指しで来た、貴族令嬢エミリアを迎えに行く依頼。エミリアがいる町は、数日後には戦場になってしまう。ギリギリで救出は間に合う計算だったのだけれど、予想外の事態が発生し、アルフォンスとエミリアはピンチに陥る。
 彼らから遠く離れた場所で、ソラは、そしてエミリアに一目惚れした下級兵士のリックは、彼らのために何が出来るのか。

 「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」の間に紡がれる、優しさに満ちた物語。

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紙の本空の彼方 1

2010/01/24 13:02

やさしい光の照らす場所

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 真っ暗な細い路地を入った先にある建物の地下にある防具屋シャイニーテラスの客になるには、3つの約束を守る必要がある。シャイニーテラスのある街レーギスに住んでいること、レーギスに帰るために最大限の努力をすること、帰ったら店に顔を出し旅の出来事を語ること、の3つだ。そして店の壁には、未だ帰らざる客たちの名前を書いたメモが張られ、店主であるソラは彼らの帰りをじっと待っている。
 こんな防具屋のカウンターで語られる、世界の出来事と帰る場所を持つ人々の物語。

 籠の鳥という言葉は不自由の象徴ではあるけれど、籠が外敵から中のものを護ってくれているという事実も見逃してはならない。そこには、一方的ではあるけれど愛情があり、それを受け入れるのであれば、籠の中にいることは不自由という訳ではない。なぜなら、それを自分の意思で選択したのであるから。
 ある意味、このお店で売られる防具は、世界で自由に羽ばたくための大きな籠の様なものかもしれない。飛び立った先でも自分を護ってくれ、帰る先の止まり木の存在を約束してくれる。このとき生じる帰ろうという想いが、最も強く自分を護ってくれるのかもしれないけれど。

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