ナルニア国物語 みんなのレビュー
- C.S.ルイス (作), 瀬田貞二 (訳)
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紙の本さいごの戦い 新版
2019/09/27 20:32
さいごの戦い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで楽しく読んできたのにこの終わり方!?というさいごの戦い、キリスト教徒でない身にはよくわからない、ということなんでしょうか。
紙の本さいごの戦い 新版
2002/04/17 23:07
死をどう捉えますか?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナルニア国ものがたりの最終巻。
悪賢い毛猿のヨコシマは、アスランの名を騙ってカローメルンと手を結び、ナルニアのあり様をガタガタに変容させてしまいます。
ナルニアの最後の王チリアンは、無勢にも関わらずヨコシマの企みを暴こうと苦戦しますが、やがて捕らえられてしまい、ナルニアの命運もここに尽きたかと思わせますが、これまで同様にイギリスから子供達が救世主として駆け付けて来ます。
「銀のいす」で活躍したユースチスとジルは、チリアン王を助けてヨコシマに騙されているナルニアの国民を説得しようとするのですが、ヨコシマとそれに組するカローメルンには更に奥の手がありました。
ユースチスとジルの他にも、ポリー、ディゴリー、ピーター、エドマンド、ルーシィ、すなわちこれまでナルニアの危機を事ある毎に救ってきた主人公たちが総登場し、更にはナルニア随一の英雄、もの言うネズミのリーピチープなども姿を見せます。
しかし、この終わり方に納得できる人がどれほどいるのか疑問です。
ルイスは熱心なキリスト教信者で、これまでもナルニア国ものがたりの中に聖書の代弁とも取れるテーマを盛り込んできました。
キリスト教の教義について特に詳しいわけではないのですが、「死とは神の国に迎えられることであり、幸せなことだ」とする考えがあったと思います。
こういった考え方は、慰めとしてある程度は評価できますが、子に先立たれた親の悲しみを完全に埋めることは出来ないのではないでしょうか。
単に子供達が死んでアスランの国に迎えられた、と結ばれていたとしたら、読者が子供たちの親の心情を推し量るでしょうから、あまり気持ちの良い終わり方とは言えません。
ルイスがこれまで特に出る幕の無かった子供達の親を登場させたのは、子供の死を悲しまずに済むように、子供達と共にアスランの国に住まわせるためだったとしか考えられません。
せっかくの楽しい物語世界をキリスト教に同調させんがために、つまらない矛盾に陥ってしまったように思えます。
これまで楽しく読んできたのですが、本巻の「全滅エンディング」はどうしても納得出来ませんでした。
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