目からウロコの東洋史 みんなのレビュー
- 島崎晋
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紙の本目からウロコの東洋史 やっぱり面白い!「アジア」の歴史をダイナミックに解説
2000/12/16 21:16
東洋の歴史を興味あるエピソードを挙げつつ,ダイナミックに解説
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「中国の偉大な歴史的発明は有名な四大発明(紙,印刷術,羅針盤,火薬)のほかには地震計が挙げられる」「南宋の武将,文天祥の忠節は,藤田東湖や吉田松陰ら日本の幕末志士たちに大きな影響を与えた」。この本を読むにしたがって,高校時代に習った東洋史が断片的に記憶の片隅からよみがえってくる。
冷戦の崩壊後,東西対立が消滅して西側陣営に属しているという日本人の認識が徐々に揺らぎ始め,広い意味での「アジア」の存在が改めてクローズアップされてきた。しかしそのアジアも決して我々と同じではなく,多様性に富み長い間培ってきた歴史・文化がそれぞれに存在する。
ビジネスや観光で,我々の日常生活には「アジア」が数多く入り込んできた。こうした環境下,アジアへの知的好奇心が沸いてくるものの,現存する無数のアジア入門書が必ずしもこうした欲求を満たしてくれていない。
本書はこれまでの入門書などではとらえきれないアジアを知る上で非常に有益である。現在は過去の延長ということを考えれば,今の国際関係を理解する上で必要な知識を身に付けさせてくれる第一歩になる書籍と思う。ただし本書はあくまで「入り口」に過ぎず,すでに十分な知識がある人には物足りなく感じるのはやむ得ない。
(C) ブッククレビュー社 2000
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