ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。 みんなのレビュー
- 湯澤剛
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紙の本ある日突然40億円の借金を背負う−それでも人生はなんとかなる。
2015/08/24 08:44
中小企業経営者ならずとも、必ず宝となる良書
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hasselhoff - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる成功系のビジネス書には、・自己体験自伝型と、
・事例ノウハウ寄せ集め型、とざっくり2種に分かれると思うが
この本は表紙を見れば一目瞭然、前者の部類に属する。
ただし、よくある成功経験者の自伝本が、たいていの場合、
読んだ人にとってほとんど役に立たないという、その一番の
理由は、成功した人というのが、たいてい特殊な能力を持つ
いわばスーパーマンであって、普通の人が読むと、まるで
雲の上でやってる感満載で、ぜんぜん響かないし、
マネしようと思っても、どだいムリだからである。
しかしこの本を読んで驚いたのは、正直なところこの著者の
湯澤氏は、本当にそこらへんにいる普通の、ただのサラリーマン
だったわけで(表現ご容赦を^^;)それが、恐らく一般的には
ほぼ100%首吊って死ぬしか選択肢が無いような、そんな
絶望的な状況に突き落とされて、さらに傷口に塩塗られるような
世間の冷たい現実に叩きのめされ続け、そのあまりのひどさに、
最初は自分の運命を呪い、親を呪い、他人を呪い、毎日泣きごとを
言いながら嘆き暮らし、時に怒り狂ったり、家族に当り散らしたり、
とうとう迷いに迷って自殺未遂したり、、、、と、ごく普通のヒトなら
当然そうなるだろうな、というドロドロの状態で、でも、あれもこれも
間違えながらでも、あっちこっちからダメ出しくらいながらでも、
とにかくあきらめずに、涙ぐましい努力や工夫をしながら、なんとか
生きてきた、という16年間の日々を、ほぼありのままに、
すべてさらけ出しているところが、ものすごく普通の人間的な目線で
描かれていて、だから読んでる方からすると、
「そりゃあ、そうだよね」「うわ~ひでえな。わかるわ、それ」と
等身大の同じ目線の高さで湯澤氏の人生を追体験できる
ストーリーになっている。
そんな湯澤氏が、結果的に今では、その頑張りのおかげで、
(もちろん、根性もあるだろうし、人徳も備わっているからであろうが)
いわゆる「成功」と呼ばれるに近い状況に近づきつつある、、、と
いうことを、16年もの自身の人生を賭けて、目の前で実証して
見せてくれているわけなので、ビジネスに限らず、人生について
悩んだり絶望したりしている、すべての“普通の”人びとにとって、
これを読むと、「ん~、、、これなら、もしかして自分も頑張れば、
なんとかなるのではないか」と勇気をもらえるし、そのための行動を
起こすエンジンへの強力な点火剤になりうる、きわめて実効性と
現実性の高い、良書だと思う。
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